サンギートホールを支える会            
        代表 横井久美子 副代表 桜井ひろ子 前島格也 木村洋
ネパール・サチコール村のサンギート(音楽)ホールは、日本中の皆さまのご支援によって2014年3月に建てられました。
その後、このホールを拠点に、私たちは、@音楽支援、A教育支援、B楽器やホールのメンテナンス・維持、C一年に一度、サチコール村を訪問し、「サンギートホールフェスティバル」を継続的に行って、村人と交流しています。


@音楽支援 
伝統楽器であるマーダル(太鼓)、バスリー(笛)とハルモニュウム(手押しオルガン)とギターで、小学生から中学生の子どもたちでつくる「マガール子バンド」の音楽指導・支援をしています。


A教育支援(Sangeet Hall Education Fund)
サチコール村では、日本でいう中学3年生からは5時間歩かなければ行けない中学校に行きます。下宿しなければなりませんが、その下宿代が払えず、中学校にいくことを断念する子どもたちがいます。(特に女子) そのために教育基金として一年間5万ルピー(約6万円)を支援します。また、180名の小学校の全生徒にノート1冊、ペン1ッポンを贈っています。

全校生徒を前に教育基金を贈呈                ノートとペンをもらう生徒たち

Bホールや楽器のメンテナンス・維持
ネズミよけのために大きなブリキのケースを買って、ギターや毛布を入れています。
それでも、今年行ったらギターケースがネズミに噛まれてボロボロでした。
子どもたちは、ギターやマーダル(太鼓)を奪い合ってひっぱたくので修理も必要です。
豪雨のために雨漏りがしていてその修理もする予定です。

2015年12月は、電気のないホールにソーラライトを撮りつ
けました。

専門家が来るとおもいきや、県庁所在地のタンセンまでダン
さん夫妻が買いに行き、30キロものバッテリーとパネルを
岩階段を登って何時
間も歩いて運んでくれました。到着したのは夜でした。

翌日は、小学校の先生のダンさんとジャナック先生二人で
80ワットのライトを取り付けてくれました。学校が始まる10
時前に終了。

そのすべて人力の作業に改めて驚きました。おかげで夜は、
ホール全体が見わたせるようになりました。


Cサンギートホールフェスティバル・豚肉まつり
一年に一度サチコール村を訪問し、フェスティバルをします。
「マガール子バンド」の演奏、日本の支援者提供の品による「くじ引きプレゼント」そして、
お肉を一年に数回しか食べられない村人と一緒に「豚肉まつり」をします。
豚肉は、64軒平等に葉っぱでつくったお皿に分け、来られない家には持って行きます。

2015年12月は、135`の黒豚を私たちの前で絞めて食べました。
2016年のサチコール村エコ&スタディツアーは、12月17日〜26日を予定しています。

これらの活動を支えるために皆さんからご支援を
頂けると大変嬉しいです。

一口5000円です。
現在、支援者は275名です。

支援金をお寄せ下さった方は、
ホールの壁にお名前を書き
写真を撮ってご報告いたします。
郵便振込口座 口座番号 00130-7-94113 口座名 横井久美子事務所 
支援金とお書きください。
或は メールを下されば振込用紙をお送りいたします。メールアドレス kumiko@y.email.nejp


 2016年3.月25日発売 本の泉社 1512円(税込)
 「ネパール 村人総出でつくった音楽ホール
                 〜幸せを呼ぶ秘境の地サチコール村」


豊かさや便利さを際限なく求めてきた「大量生産」
「大量消費」の私たちの社会は、はたして豊かで幸
せな国だろうか。何にもないサチコール村は、そん
なことを考えさせられる村です。

また、選挙にも行かず、国民の3割ほどの支持しか
獲得していない議員にこの国を任せてしまう私たち
の国。そして、その議員たちが国民を置き去りにし
た密室政治を行い、この国を動かしている先進国と
言われる私たちの国。

しかし、世界の最貧国、後進国であるネパールの
山奥で、皆で決めて、皆で行動し、皆に平等に分配
する、「村人の村人による村人の政(まつり)ごと」が
行われています。 

私にとって、秘境の地サチコール村は、身も心も健康にする幸せを呼ぶ村であり、また、「民主主義とはなにか」を問い直す村でもあります。

是非、皆さんもサチコール村に足を運んで頂き、実感して頂きたいと思います。
興味のある方は、上記のメールアドレスでご連絡下さい。
横井久美子

↓サチコール村全景 右手に八角屋根のサンギートホールが見える


↓サチコール村から見えるヒマラヤ連峰
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