Kumiko Report 1/1/2002 |
明けましておめでとうございます 新しい年がはじまりました。でも昨年の様々な出来事を思うと、新年になって全てが新しくなるというワクワクした気分にならないのは残念です。 だからこそ、2002年は、今まで以上に命に敏感になって、命の核となる人間の尊厳を奪うものに対して、怒り、行動していくつもりです。 最近「進んだコスタリカ、遅れた日本」ということで、軍隊をもたない国コスタリカの平和主義や、環境政策、ワールドカップに出場するサッカーなど、多方面からコスタリカという国に関心をもちました。「本音のコラム」1月4日付をご覧下さい。 CD「おなじ空 おなじ子ども」は全国のみなさんのご協力で快調に売れています。インターネット、ハガキ、FAXで1枚、2枚と。また、まわりの方に薦めたいと30枚、40枚、中には60枚も売って下さる方も。音楽による草の根の支援の声の広がりに励まされています。入金がまだまだですので、お金がまとまり次第、ホームページでまたご報告します。 私は、コンサートやCDの感想について寄せられた声を皆さんに公表するのは、恥ずかしいので今まではしていません。でも、CD「おなじ空 おなじ子ども」は、アフガンの子供の命を救うために製作したCDで、たくさんの方に広げて頂くために、寄せられた声の一部を御紹介します。 東京新聞の「本音のコラム」毎回よんでいます。テロ・アフガン問題、小泉改革をはじめ、 あなたの毅然とした正論・清論にいつも共感を覚え、会議などの仲間にコピーして渡して います。アメリカ・小泉ベッタリの風潮のなかで、あなたの正論はいっそう光ります。 今後とも頑張ってください。アフガン救援のCD一枚注文します。よろしく この方とは面識はありませんが、横浜にお住まいの七十代の男性からのメールです。 「おなじ空 おなじ子ども」CDありがとうございます。さっそくききました。そして思わず空を 見上げて、この空のずっとむこうの国にいる子どもたちを思いました。あなたは歌という力 強いエネルギーで子どもたちの涙を笑顔に変えるのですね。このCDがたくさんの笑顔に 変ることを祈ります。 川崎市に住むこの方からは、今までにもこういうカードをたくさん頂いています。 昨日10枚と申し込みましたが、30枚に変更して下さいませ。何度聴いても聴いても 感動してしまいます。今年は最後にしてすばらしい宝に巡り会い幸せでした。 この方は12月26日のライブではじめて私の歌を聴いて下さった方で、新しい出会いがはじまりました。 12.26 のライブに参加できてとても感激しました。音楽は人の心に直ひびき、感動を 掘り起こすものです。おなじ空 おなじ子どもの歌は、久美子さんの人間性が音となって 迫ってきたようでした。命の重みが音符で表すのは大変に難しいことと思いますが、 素晴らしい旋律です。大きな舞台で交響曲として聞いて見たいですね。CD50枚自宅に 送付してください。私はいろいろなところに訴えや集会等に参加しますので広めて行きた いと思います。ゆるやかに、いきながくがんばってみたいと思います。平和を願う人々との 出会いを求めて、そして私達の闘いも合わせて。 この方は、野村證券の女性に対する賃金・昇格差別を訴え裁判をされている方です。 緊急ライブ感動して帰りました。田舎は自動車でCDを聴きながら走り、「おなじ空、おなじ 子ども」を世界中にひびかせながら走っている思いにひたれます。 この方は、26日のライブに新潟から駆けつけてくださって最終新幹線の時間まで会場にいてくださいました。 私は、小学校5〜6年のとき(20年?くらい前)、親に連れられて、京都のとある小さな会場に、横井様のコンサートを聞きに行きました。まったく予備知識がないまま、横井様の歌を聞き、2本組みのカセットを買い、口ずさんで大人になりました。私も、今1歳の娘を持つ母となりました。アフガニスタンで、子どもに満足なことがしてやれないつらい母たちに何かできないかと思って行動してきました。 保育園で、ブッシュさんと小泉さんにあてた戦争反対のメッセージを集めたり、また、同じく保育園で、ほとんど百円づつではあったけど(でも、1円でも貴重ですよね)、募金を集めて、ユニセフに募金したりしました。どうして、命を大切にするというこんな簡単なことが、わかってもらえないのか!そんなに金儲けが大事なのか? 自問自答の日々です(答えは出ませんが)。 横井久美子様のこと、小さい声ながらもこれからも応援させていただきたいと思っています。 この若いお母さんは、ホームページで最近の私を知ってメールを頂きました。 昨日の新聞に、パレスチナ難民の子供が折り鶴をたくさん折って長崎に贈ると言う話から 「難民というのは、いじめられ、助けられる人だと思っているだろう。それが間違っている。 人間とは誰もが誰かを助けたい、そういうものなんだ。僕は知った。彼らは純粋に長崎を 励まそうと思ったんだ」 同感しました。加えるなら、「豊かな国が貧しい国へではなく、豊かな人が貧しい人へでもなく、誰も誰かを助けることによって喜びを感じる」と言いたい。だからアフガンの子供たちに笑顔が戻ったら、今度はその笑顔が私たち「豊かな国」の人々を救ってくれるでしょう。 皆さんのご協力に感謝しています。 21世紀を平和な世紀に。とりあえず2002年を少しでもいい年にしていきましょう。 横井久美子 2002年1月1日 |
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