Kumiko Report 2002
CD「おなじ空 おなじ子ども」発売1ヶ月余で2000枚達成!

皆さんの御協力のおかげで1月末、2000枚を達成しました。ヤッター!!!
インターネットやファックスやハガキで一枚一枚とお申込頂いた方。また10枚20枚と広げて下さった方。なかには65枚もまわりの方に声をかけて下さった方も。本当に有難うございました。私は、この1ヶ月余り、日本中の熱い想いの渦の中にいられて幸せいっぱいでした。そうでしょ。この日本も捨てたもんじゃない!例え小さな力でも何かに役立てたいという人がいっぱいるんだ!この2000人の人たちの熱い想いをズッシリ受け取った訳ですから、、、。

寄付先については、この間、いろいろ情報を得たり、接触したりしました。
そして、医療NGOぺシャワール会が、このCDの意図にピッタリと考えました。

ぺシャワール会は、1984年から現地での医療活動を開始し、現在アフガニスタンとパキスタンに一つの病院と10の診療所を開設し、年間二十万人の無料診療を行っている。個人募金で運営されているNGOです。皆さんもあのトツトツとした話振りで、国会で自衛隊派遣に対し、軍事力はいらないとハッキリ言われた姿は印象に残っているでしょう。

そこで、本部がある福岡に電話をして、NHKBSに出演のために東京に来られるということで、2月3日渋谷でお会いしました。うーん、本当にテレビのまま(?)朴訥とした語り口で、人間味溢れた方でした。そこで、皆さんからの想いと共に収益の全額100万円をお渡ししました。そして、今後は、たとえ少額であってもCDが売れるかぎりカンパをお送りすることを約束しました。お別れした後、外は冷たい雨が降っていましたが、あったかい気持ちでずっと満たされていました。(ぺシャワール会についてはホームページを御覧下さい)


中村先生とは別に、ぺシャワール会の事務局から手書きの丁寧なお便りが届きました。

「この度は、中村哲医師及びぺシャワール会の活動にご賛同頂きまして、大変な多額のご寄付をお寄せ下さいましたこと真にありがたく御礼申し上げます。ご協力下さいました皆様にも何卒くれぐれもお礼お伝え下さいませ。また、CDを事務局に下さいましたとのこと、是非来週のミーティングで皆でお聞きしよう、いやその前に次々と拝聴しようと声が上がっております。この事務局は、ボランティアが集まり、事務一切を分担しておりますので、都合のよい時に出かけては仕事をしております。全国から郵便その他が殺到致しまして、今なお続いております。次々と送られてきますものに対応することに追われるように過してしまいます。ぜひお送り下さったCD楽しく聞かせて頂きます。皆様の御厚意に対しまして心から感謝申し上げつつ、お寄せ頂きましたご寄付、大切に使わせて頂きます。さて、現地の情勢は、日々激動しております。最新情報をホームページに出ていますので、御覧いただければ幸いです。地球に平和を!と心から祈念いたします。有難うございました。」

中村先生は、前日NHKBSに出演され、その日福岡に帰られ、翌日には現地で発たれるという強行スケジュールでした。
暫定政権ができても、人々の生活は変っていない。ブルカを脱いでいる女性もいない。これはソ連が撤退した13年前と同じ状況で、世界の注目を浴び、NGOがどっと入ってきても、ほとんどの難民は帰国せず、饑餓や貧困は改善しなかった。今も変らないと。

1月のアフガニスタン支援復興会議で、日本はアメリカに準じる5億ドル(660億円)の支援を約束しました。国民一人あたり500円というこの支援金(税金)が、本当に現地の人々に届くことを願っています。でも、「ODA利権」が取りざたされ、数年前のカンボジアの復興支援金の行方は?という話を聞くと、今回のアフガニスタン復興支援金も、目を光らさざるを得ません。

政府任せにしない草の根のそれも音楽による支援を、今後も息ながく続けるつもりです。今後は小額でも定期的にペシャワール会にカンパを続けたいと願っています。今後も引き続きご協力下さったらとても嬉しいです。

ぺシャワール会ホームページ
http://www1m.mesh.ne.jp/~peshawar/

横井久美子
2002年2月


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