Kumiko Report 12/9/2002
疾風怒涛の二日間

東京、名古屋の出版パーティは、楽しかった!
東京も名古屋もそれぞれ会場はいっぱい。12月の忙しいなかを、たくさんの方に来ていただいて、たくさん褒められて、この押し寄せる私の充実感をことばで伝えるのムツカシ---イ。
で、プログラムをご紹介。

12月7日東京
ギターとバイオリンのウェルカムミュージックのなか開会
呼びかけ人代表挨拶は、 江尻美穂子さん(津田塾大学名誉教授・元YWCA会長)
 *こういう方に挨拶していただいてとても光栄でした。
乾杯 伊藤千尋さん(朝日新聞ロスアンゼルス支局長)
 *その日の私の衣装をハリーポッターの魔女のようだと言った。
♪花が好き
祝辞 飯室勝彦さん(東京新聞論説委員)
 *東京新聞のコラムが本になって喜んで下さった。
祝辞 河西龍太郎さん(長崎北松じん肺弁護団長)
 *わざわざ佐賀から、他に2人のじん肺弁護団の方も。
♪夫へのバラード
祝辞 吉川春子さん(参議院議員)
 *吉川さんとは、女性国際戦犯法廷での出会いで、国会で法案づくりに尽力して下さった。
祝辞 井上美代さん(参議院議員)
 *櫛田さんを通してお知り合いになった。
祝辞 伊達緑さん(画家)
 *櫛田ふきさん長女で、もうふきさんそっくりで、見ていると涙が出る。
♪あなたをみていると
Tea Time
輝き隊メンバーによるメッセージ紹介
婦人団体連合会 守谷武子
国立市長 上原ひろ子
ベアテ・シロタ・ゴードン
輝き隊メンバーによるコラム朗読「勇気ある女性」「どこかで春が」
 *これがコラムがいいのか、読み手がいいのか、音楽付がいいのか、良かった。
安田雅司郎ギター演奏(ダニーボーイ)
 *いつもステキな音色。
祝辞 竹中淑子さん(川崎おやこ劇場)
 *他に横須賀、相模原の劇場の方々も。
♪世界中の愛をあつめて
祝辞 松本由理子さん
 *美術館の話ばかりでごめんね、といいながら、、、。
2004年企画紹介
 山本洋子さん(映画監督)
 *「軍隊をすてた国」の監督。横井久美子を撮れば、世界史、日本史、女性史が語れると持ち上げて下さった。
 渡辺芳子さん(音楽センター社長)
 *2004年企画のLPの6枚組CD化にかける熱意は、すごい迫力。
祝辞 田島征三さん(画家)
 *私の結婚前からの付き合いで、兄貴のように影響を受け、また、尊敬している芸術家。
♪人生のはじまり
閉会の挨拶 藤沢貞子さん(翻訳家・久美子と輝き隊代表)
 *この日のために何度ホテルに足を運んで下さったか。感謝。
と終わりかけたら、野末悦子先生が診療を終えて駆けつけて下さった。

そして、私は、音楽の流れるなか急いで名古屋へ。

というのは、30年来の友人である池住義憲さんが愛知県知事選に無党派、無所属、市民派で出馬することになり、その出馬表明集会に駆けつけることに。愛知万博を推進する現職知事に対抗する人がなかなか現われないなか、誰かがノーといわなくては、と彼が立ちあがった。
30年前、YMCAの仕事をなげうって、名古屋のアジア保健研修所センターへ。以来、彼は、アジアの保健活動の担い手を育てる仕事をしてきた。今でこそNGOって有名だけれど、彼は、NGO活動の草分け的人物。というわけで、新幹線のぞみ号のなかで、私は、彼の応援歌を急遽つくり、名古屋駅へ。駅では、春秋楽座全国代表の村上靖子さんが迎えてくれ(彼女も池住夫妻と友人)、ぎりぎり間に合って会場へ到着。
この応援歌で会場は盛りあがった。私も彼の役に立って嬉しかった。
その夜は、東京のパーティと集会の成功の喜びに浸ってホテルのベットに。

さて、翌日は、名古屋でのパーティ。
同じく、バイオリンとピアノの流れるなか開会。バイオリンのメロディが「どこかで春が」に変わると兼松友子さんがコラム「どこかで春が」を朗読。
呼びかけ人挨拶は、名古屋法律事務所の松本篤周先生。
乾杯は弁護士で画家の郷成文先生。
祝辞は、京都から来てくださった隅井孝雄さん(京都学園大学教授)
そして、福岡から「筑豊の子守唄」の作詞家、大野隆司さんなどなど。
東京と違う名古屋の特徴は、3つ。
1つ目は、高校時代の友人の贈り物。北垣紀子さん(元名古屋フィルハーモニーのコンサートマスター)が演奏。私は名古屋市立菊里高校の音楽課程の出身で、北垣さんは同級生。
2つ目は、中学時代の同窓生の贈り物。「あなたにそっと教える久美子の中学時代」というクイズの出し物。
3つ目は、2004年コンサートを企画してくださる輝き隊・三重、岐阜、静岡、広島、京都の各地からの発言があったこと。
そして、最後に、私が鳥羽高校での公演をした折に知り合った高校二年生の河村君が私にメッセージと花束を。私たちの何分の一しか生きていない青年のそのメッセージは、私たちの人生の何倍もの重みがあった。こういう青年が時代の光なんだとみんなが思ったエンデイングになった。

終了後、豪華ホテルから一転。居酒屋「えみちゃん」へ。もう、ぎゅうぎゅうづめ。これが良かったのか、二次会は笑って笑ってチョー楽しかった。「人間っていいなぁ」「友達っていいなぁ」「生きているっていいなぁ」と思った二次会でした。2004年の名古屋コンサートを目指すなかでこうした仲間づくりがどんどん出来て行くことがステキです。いや、名古屋だけでなく、私の歌手生活35周年企画は、日本中で作り上げてきた戦いと人びとの新たな出会いの場になったらどんなにステキでしょう。
そんな感動を、東京から参加してくれた他3名の方と新幹線で話しながら充実感いっぱいで帰りました。
疾風怒涛の二日間でした。

今日は、東京は大雪で、真冬並みの寒さでしたが、私は、6枚組のCDのジャケットの撮影で、都内のスタジオへ。
そして、明日は、長野県の箕輪村へ出かけます。もっと寒そうだなぁ。長野は。
それでは、おやすみなさい。

横井久美子
2002年12月9日

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