Kumiko Report 2/16/2003 |
熱い心のネットワーク きのうの「ありがとう櫛田ふきさんの会」は、よかったですよ。 雨にもかかわらず、西荻窪の「こけし屋」はいっぱいに。 97歳の作家松田解子さんは、みんなの顔を見ないと話せないからと、すくっと立ち、戦後の混乱のなか、女たちが、食料をもとめ、職業を求め立ち上がったこと、櫛田さんとの出会いや、婦人民主クラブをつくった頃のことなど、すごいエネルギーで語られた。 さすが、作家と思ったのは、「組織って、熱い心のネットワークなのよ」と言われた時。 素敵な言葉を私たちに贈ってくださった。 また、櫛田さんの育ちのよさに触れられ、その育ちのよさをそのまま運動に生かされた稀有の人とも。 今、ここにいる方にメッセージは?と訊ねると、「こんな老婆でも、社会のことが良く分かり、だから生きることは楽しいの」と。 会場には、90歳でなお現役の方や80代の方たちや大学生の姿も。 松田解子さんから、私たちは一年分の元気を頂いた。 「ありがとうふきさんの会」は、ふきさんを懐かしむ同窓会ではなく、「沈黙は共犯」「息をすることは行動すること」といわれた櫛田さんの意志を継ぐことよね、とみんな心を新たに。 「戦争反対」と全世界60カ国で1000万人以上の人たちが叫んだ、その世界の動きと連動、連帯した「ふきさんの会」でした。 横井久美子 2003年2月16日 |
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