Kumiko Report 3/29/2003 |
VIVA KUMIKO完成&イラク侵略戦争 今日、「VIVA KUMIKO」が手元に届き、ワクワクしながら手に取りました。予約も目標に達し、事務所あげて発送に取りかかっていますので、1日か2日には、予約いただいた方に届くはずです。12000円という値段はこの不況の折、高い値段だと思いますが、値段に相応する装丁と内容だよね、などと話しながら、、、。 ベトナム侵略戦争反対と叫んだあの時代から、イラク侵略戦争の今に続く横井久美子の平和と人権(私が私らしく生きられる世の中)への思いが確かに伝わってくるCDです。ぜひ、ずっとこのCDをあなたの傍においてやって下さい。 ところで、アメリカは27日、地上軍を10万人増やし、22万人にする。そして、今朝の未明、ホワイトハウスに退役軍人を招き、ブッシュ大統領は、「完全に勝つまで戦う」と言っている。1週間ほどで簡単にイラクをたたけると思っていたブッシュは、今、必死に「勝て、勝て」と号令をかけている。その間に、どれほどの人の血と涙が大地に染み込むのだろう。これはアメリカによる侵略戦争だ。 23日には、ワシントンで退役軍人のデモがあった。「我々はベトナムをけして忘れない」「我々はイラクの戦争を必要としていない」と声をあげた。「私はベトナム帰還兵。息子は湾岸戦争帰還兵」というプラカードもあったという。 また、朝日新聞の友人の伊藤千尋が、25日、ハリウッドにあるCNNの前で、「お前の利益のために子供が死んでいる」「戦争はエンタティーメントでなない」というプラカードが、同社ビル前のサンセット大通りを埋めたと書いていた。そうなのだ、日本だってNHKはじめ報道姿勢は同じ。取材制限があるとはいえ、攻撃する側からのレポートや、アメリカのテレビ番組の垂れ流しばかりだ。 池澤夏樹氏が、ホームページで「戦争とは破壊される建物であり、炎上する発電所であり、殺された人々、血まみれでバラバラになった子供の死体です。水の出ない水道、空っぽの薬箱、売るもののないマーケット、飢えて泣く赤ん坊、それが戦争の本当の姿です。そちらを映すことができないのなら、戦争を報道することなど最初から諦めてください。今の段階で攻撃側の動きばかり伝えるのは、この道義なき戦争に加担することです」といっている。 もう一つこれはもう皆さんご存知のマイケル・ムーア監督のアカデミー賞での痛快発言。「僕らは、イカサマの選挙で決まったイカサマの大統領をいただいて、嘘っぱちの世界に生きている。嘘っぱちの理由をでっち上げて僕らを戦場に送り込む、そんな男のいる時代を生きているんだ。とにかく戦争には反対だ。ブッシュよ恥を知れ。お前の持ち時間はもう終わった」 この「イカサマ」を「虚構」と訳していた新聞もあった。原文を知らないが、この日本語訳は、「イカサマ」でぴったり目を引いた。こうした痛快発言が(彼にたいするブーイングや、政府支持者の発言も含め)できるなんて、たとえ監督の勇気があったにせよ、アメリカはまだまだいい国だと思った。 4月2日、6時半から明治公園で数万人があつまるという「NO WAR ON IRAQ」の集会があり、5分間だけ歌います。 横井久美子 2003年3月29日 |
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