Kumiko Report 6/25/2003 |
国立からの風 私の住む国立市の革新民主の上原ひろ子市長が、教育委員の選任に公募制を導入する。 現在、日本で教育長、教育委員を公募制にしているのは、福島県三春町、東京都青ヶ島村など11自治体にしか過ぎない。これが実現されれば、教育委員の選任過程の透明性が確保でき、教育委員がどういう考えをもっているか知ることができる。 国立市は、3年前、小学校に卒業式で国旗を揚げた校長に、6年生の生徒数人が「どうして今年だけ国旗をあげるの?」と聞きに言ったことを、ある新聞が「校長に土下座要求」と取り上げた。そのため、50台余りの右翼の街宣車が、子どもたちが入学した中学校の前にきて、「○○小学校出身者はでてこい!」と、連日、大騒音で騒ぎたてる恐ろしい事件があった。 東京都教育委員会は、国立市が革新民主市政のせいか、国立市内でのいろいろな民主的な動きに敏感に反応している。その卒業式の折、反戦リボンをつけていたという理由で併せて教師数人が、東京都教育委員会から処分された。 もし、教育委員の公募制が実現できれば、市民に開かれた教育委員会へ一歩前進することになる。有事法制に44項目の質問を小泉首相にした上原市長でこそ、こうした子どもたちの幸せにつながる政策ができるのだ。我が市長を誇りにおもうと同時に、市長がいつも言っている市民自治をつくる一参加者でいたい。 横井久美子 2003年6月25日 |
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