Kumiko Report 7/15/2003 |
第4回みんなみんな輝き塾は、会場一杯に! 13日、西国分寺のいずみホールで開かれた輝き塾は、私の地元でもあったのか、80名の会場に95名の参加者で大盛況。 ホールの壁には、今年2月に訪れた「平和村」の子どもたちの写真が何枚も大きく張られ、私は、LP「ハノイに歌う」のジャケットを見せながら「平和村」での交流の様子を再現した。 今回のゲスト瀬戸昌之氏(東京農工大教授)は、OHPを使って、何度も水質調査などで訪れているベトナムの状況をホルマリン漬けにされている「奇形胎児」の写真を見せながら話された。 アメリカはベトナム戦争中、61年から71年まで、7200万リットルの枯葉剤を南ベトナムの森林や農村、田畑にばら撒いた。その中にダイオキシンが少なくとも170キロ含まれていたとされる。そのダイオキシンが、いまだになお300万人とも言われる枯葉剤被害者をつくり出しているのだ。 「それは」と環境問題の専門家である瀬戸教授はいう。「今までに、日本のゴミ焼却場から出ているダイオキシンの量と同じなんですよ。ただ、日本は、ベトナムのように集中的に散布されていないだけです」 実は、瀬戸先生と私は、東京の日の出のゴミ処分場反対の運動の仲間なのです。瀬戸先生は、「日の出の森・守る会」の代表、私は副代表。 ベトナムと日本は、ダイオキシン被害という点でつながっていて、ベトナムとイラクは、ベトナムが化学兵器による戦争被害の原点であるという点でつながっ て、、、、、。 「イラクのベトナム化」が言われはじめている現在、どんな名目をつけようと、戦争は、この地球の大地を汚し、人類の生命体を汚す最大の環境破壊で、戦争反対を叫ぶ声は、同時に環境破壊反対の声になるはずだと私は思う。 今回の輝き塾の私の音楽家としての最大の課題は、「平和村」で彼らが歌ってくれて、通訳のフンさんが涙で絶句してしばらくその内容を訳せなかった「私の夢は平和」を日本語で歌うこと。フンさんから楽譜を送ってもらったので、挑戦し何とか歌うことができた。 来年3月にベトナムに行き、平和村を再訪する。子どもたちを励まし、何かを送りたいと思い、この日から「枯葉剤被害児支援のためのカンパ活動を開始した。今年一緒に平和村を訪れた看護婦さんである松本さんは、帰国後すぐに100万円近い心電図の機器を送るため、カンパ活動を開始した。本当に平和村をおとずれると何かせずにはいられないと誰もが思ってしまう。 当日会場で寄せられたカンパは、58947円。みなさんありがとう!私は、再度ベトナムと向かい合い、戦争をなくす大きな力にしていきましょうと、「ベトナム枯葉剤児支援」のためのキャンペーンをしていくつもりです。皆さんも是非ご協力下さい。 横井久美子 2003年7月15日 |
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