Kumiko Report 9/21/2003
寺泊・海と夕日30人組

素敵な名前にピッタリの良寛さまのふるさと寺泊での楽座でしたが、海は目の前に開けていましたが、夕日はホンの少ししか見られず、残念!でも、ハープを弾いていると波の音と虫の音が聞こえて自然の音のなかで気持ちよく演奏できました。
会場は海の家の畳敷きの部屋。最初、50人近くの人が思い思い座っているなか、地元の方が歓迎のケーナを吹いてくれてました。その後私は、前日のベトナムフェスティバルの話しから、2月のベトナム、7月のポーランド・チェコ、8月のアイルランドと、今年出かけた国々での話しや歌を中心に、休憩なしで2時間演奏しました。きっと皆さん足がしびれたでしょうね。

嬉しいことに、2月にベトナムツアーにご一緒した方が4人も参加されました。
組長の高橋剛さんが「思惑がはずれた」と言っていましたが、それは、東京から多くの参加者があったこと。「海と夕日」に惹かれたのでしょうが、何よりそれは主催された高橋夫妻の魅力でしょう。


高橋組長が、最後に「横井久美子の歌の世界を知るには、このCDを聞いてほしい」と宣伝して下さったせいか、VIVA KUMIKOは完売。ハンカチも品切れなほどでした。ベトナムカンパは開始前から寄せられ、客席にはすでに「VIVA Tシャツ」を着た人がチラホラという盛り上がり。

その夜は、水上勉が1ヶ月宿泊して「良寛」を書き上げたという趣のある旅館に泊まり、温泉に入り、とても幸せな気分でぐっすり眠り、今朝、燕三条駅までは、黄色に染まった越後平野の壮大な風景を堪能できました。

10月31日に楽座を開催する「越後くれない30人組」の熊谷組長他3名が参加してくれて、来年の新潟コンサートは、「夕日とくれないが力を合わせれば大丈夫」とすごく勇気づけられた楽座でした。


横井久美子
2003年9月21日

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