Kumiko Report 1/20/2004 |
35周年コンサート初日の幕開きです 18日、新大久保のアートコートで100Songs 3Days Liveの一日目。35周年の初日でした。3日間で100曲歌うという1日目は、「日々の暮らしから愛とロマンをみつめて」ということで、主に、暮らし、女性の視点での歌を歌いました。70年代、美濃部都政を生み出した状況を背景にした「どぶ川のうた」から、バイオリン、ギター、ピアノをバックにはじまったのですが、3曲目の「でもねぼうや」で不覚にも涙。この歌は、私が多分はじめてシンガーソングライターとして創った歌で、楽曲的にも未熟で、「いい歌じゃないなぁ」と思いながら歌いはじめたのですが、子どもを負ぶって会社にでかける働く女性のつらさせつなさが突然よみがえり、涙。本当に、予期せず、不覚にも、でした。会場から「おなじ気持ちよ」との掛け声も。そのあとは、「青春」で会場が踊りださんばかりに歌い、「うどん屋娘」「私の子どもたちへ」。そして、CD[メッセージ」のなかの「外は雨」などの名曲(?)のかずかずと続き、1部の最後は「時は流れて」。休憩をはさんで、「自転車にのって」「二人の夜」「少年」など。アンコールで「あなたは今日で105歳」と櫛田さんの歌を歌い、この日初演の新曲「歌にありがとう」。全部で37曲歌いました。スゴイデショ。午後4時半には終わろうと思っていたのですが、結局4時55分に終了。 満席の会場はすごい熱気。多分、私の歌に自分の生きてきた人生を重ねて下さったのでしょう。そして「私の生きてきた、選択した人生は間違っていないわ!」という共通の想いが、会場中に溢れていたのだと思います。「みんな同じ想いをしてこの日本で生きて働いてきたのよね」というような。会場全部が友達というような。そんな熱気に包まれていました。そして、これからの多分更に厳しくなる時代も大らかに生きてゆこう、新たな気持ちになって、、。 37曲も3時間半かけて聞いてくださった方々にもお礼を申し上げたいのですが、バンドも大変でした。普段のリハーサルは3,4時間で終わるのが、30年ぶりの曲や新曲もあり、3日間で20時間近くのリハーサルをしました。でも素敵だったでしょ。バイオリンとピアノとギターのアンサンブルが。でも、また次回4月18日は1月と違う曲を30数曲するのですから、本当にバンドの方々には頭が下がります。ステージは、素敵なディスプレー「Sing the Love Love the Song 」の幕が初お目見え。 参加者は、首都圏ばかりでなく、福岡、広島、岡山、三重、岐阜、茨城、名古屋、静岡と地方からもおいで頂ました。10月に記念コンサートをして下さる福岡の原田弁護士は、このためにだけ飛行機でとんぼ返りのようでした。本当に嬉しいです。 そして、終わってからその場で簡単にワインパーティ。その日発売のソング&エッセイ「歌って愛して」は、会場で飛ぶように売れましたが、制作してくださった音楽センターの道田社長の挨拶や、野末悦子先生の挨拶。久美子Tシャツを着て会場スタッフとして盛り上げてくださった輝き隊の皆さんを代表して、藤沢貞子さんの挨拶。そして、最後に堀美保子東京実行委員長の「国際フォーラムを成功させましょう」との力強い挨拶で、初日は終了しました。本当にとても幸先のいいスタートを切ることができて、支えてくださった皆さんに心から感謝いたします。 4月は、「大地をゆるがし、歴史をぬりかえた世界の叫び」という内容で、この35年に出会って歌ってきた、「私の愛した街」をはじめ世界各地の歌を歌います。どうぞお楽しみに。 2004年1月20日 横井久美子 |
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