Kumiko Report 2/6/2004
反戦マスク

昨日は、「ピースキャンドルナイト」に参加しました。
寒空のなか1万人近く人が集まって、明治公園から防衛庁までろうそくに火をともしたパレードをしました。

私は、3月14日にカタログハウスで予定している「声をあげよう女の会」の打合せのあと、作家の渡辺一枝さんと、一枝さんが工夫して作った反戦マスク(一つは白いマスクに赤の進入禁止マークに自衛隊と書いたもの、もう一つは駐車禁止に派兵反対)をして参加。二人して電車の中からそのマスクをして、明治公園へ。目立つように集会の一番前にいたら、カメラマンがくるわくるわ。女性カメラマンが近づいてきて、いろいろ私たちにポーズをつけて、すごいアップで撮影。「どこの新聞社ですか」と聞くと「ロイター通信」と言われました。その後も私たちは「ヤッタネ」といいながらモデルになっていました。周りの方々からもグッドアイデアと褒められました。

冷たい風が吹き、ろうそくの火が何度となく消えたのですが、防衛庁の前では、「人殺しはするな」とか、「戦争反対」とか参加者の声も大きくなりました。
一枝さんと別れた帰りの電車のなかでも、私は、一人でそのマスクをして帰りました。ちょっと恥ずかしいかなと思ったのですが、行動してみると以外に簡単にできました。

私たちは、どこかにたくさん集まって自衛隊派兵反対の抗議の声を上げることも大切ですが、まず、自分が日常の中でどれだけ、その意思を表しているかを問いたいよねと話し合っています。そういう生活の中で持続した反戦の意思を表す会をつくろうと「声をあげよう女の会」では、イヤリング、マスク、バッチ、マフラーなどを自分でつくってそれを身に着けることを呼びかけ庸と思っています。集会は、イラクの画家の絵の展示あり、多方面の表現者がリレーで語る会にしようと考えています。
内容が決まったら、お知らせしますので、ぜひおいで下さい。
その前、2月15日には、西荻窪こけしやで「櫛田ふきさん生誕105年の集い」が、早乙女勝元をゲストに迎えて行います。それにもどうぞお出かけ下さい。

あんなにカメラマンが撮影したのだから、どこかに私たちが載っていないか、その夜の「ニュースステーション」や「ニュース23」や翌日の新聞など見てみたのですが、私たちの姿はどこにも見当たらずガッカリしました。でも、もっとガッカリしたことは、1万人もの人が自衛隊派兵にノーと集まったのに、一行も、本当に一行も報道されていないことです。これは、ガッカリどころか「報道管制」が始まっていることを肌身で感じます。政府にノーと言っている人たちがいることを、そこに参加した人以外はまったく知らされないという恐ろしい時代に、私たちは生きているのです。だからこそ、私たちは、一人づつが意思表示をしていく必要があるのでしょう。私も外に出るときは反戦マスクをかけ、毎日一人デモをするつもりです。

明日は、朝8時の新幹線で京都に行き、京都FMラジオの「ラジオカフェ」で、番組の録音をし、そのあと、翌日投票の京都市長選挙で広原もりあきさんの応援をし、夜は、愛知コンサートの主催団「みどりはらからの会」の結成に出席します。翌日は、岐阜コンサート成功のための「春秋楽座」です。
土、日と京都、名古屋、岐阜と駆け回ってきます。
皆さんもどうぞお元気で。

横井久美子
2004年2月6日

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