Kumiko Report 3/9/2004 |
東京〜大垣〜郡上〜名古屋駆け回る 5日、「2004年女性の春闘懇談会ー歌と交流の夕べ」。私も働く女性の一人として歌いました。 私は、相変わらず早めに会場に着き、型どおりの演壇で話し、全員が演壇に向かうスタイルはやめましょうと提案。筆記するのに机は必要ということで、相談して、結局前方をV字型に。これが成功!参加者の顔がそれとなく見え、同じフロアで話すのでずっと親近感がもてる。女性たちが主催というのはいい。固定観念がなくていろんな意見を出し、さっと実行するのです。 コンサートにしろ集会にしろ、人が、同じ空間と時間に集うということは同じ。夫々バラバラの人生を生きてきた人が、今、このとき、同じ空気を吸い、同じ時間を共有している。人は人の中で交じり合い、学びあい、分かち合うなかでこそ人間として成長できる。私たちはもっとその「人が集う」という意味を、多方面から考察する必要があるのではないかとずっと思っている。 派遣労働者、編集者、看護士、スチュワーデス、非常勤職員など現場からの報告は、凄まじかった。過去、女性たちが勝ち取ってきた法律も、企業は勝手に解釈し、働く女性たちを都合よく低賃金、リストラ、使い捨てにしている。10年前、20年前よりずっと女性の働く現場は、厳しいし、一人一人が孤立を深めて、辛い思いをしている様子が私にも伝わった。でも、だから、こうしてみんなで手をつなぎ、たたかっているのだ。「孤立を恐れず、連帯を忘れず」 久しぶりに現場の声を聞くことが出来た集会に参加出来てよかった。そして、会場に遅れて入ってきた人が「わーっ感じいい!」と会場作りを褒めてくれたことが、更に嬉しかった。 6日、「日の出の森・シンポジュウム」では、司会をしました。主催者側の予想に反して会場は一杯。嬉しかった!。10年前、田島征三さんに声をかけられ「日の出の森・支える会」をつくり、それ以来、三多摩に住む市民の一人として、日の出の処分場問題に関わってきました。 「ごみも処分場もない未来をめざして〜日の出の森から世界へ」と題したシンポジュウムは素晴らしいものでした。 パネリストとテーマでその素晴らしさをお伝えします。田島征三(絵本作家)「日の出の森を守る運動は続いている」/瀬戸昌之(農工大教授)「拡大生産者責任こそがごみゼロへの道」/大久保貞利(廃棄物処分場問題全国ネットワーク)「カナダ・ハリファックス市のごみゼロ政策」/佐藤潤一(グリーンピースジャパン)「徳島県上勝町ーごみ収集車のない町」 司会というのは、最初から最後まで責任があり、結構疲れるのですが、夫々のパネリストの話は、とても刺激的で、特に、徳島県や、カナダの具体例は、こういう場でないとなかなか知ることが出来ないことで、日の出の運動にも光が差したようでしたし、なによりとても勉強になったのでした。 7日、朝一路新幹線で名古屋へ。そして大垣市へ。 以下次回へ。 横井久美子 2004年3月9日 |
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