Kumiko Report 5/4/2004












憲法集会で歌う



5月3日、日比谷野外音楽堂で8つの市民団体によって行われた憲法集会で歌いました。トップバッターで「戦争入門」と「おなじ空おなじ子ども」を。「おなじ空おなじ子ども」は、手話通訳の方に急遽手話を教えていただいて、会場全員で手話をしながら一緒に歌ってもらいました。みんなで手話をしながら歌う姿は、とても壮観でした。

憲法集会は、今まで日比谷公会堂で行われていたのですが、改憲が叫ばれるこの時期、会場を野外音楽堂に移したそうです。2時間も前から続々参加者が集まって、私が歌う時にはもう会場いっぱいでした。朝日新聞によるといつもより2000人多く、5000人の参加者だったそうです。一方「新しい憲法をつくる国民会議」は、千代田公会堂で行われ、450人の参加者だったとやはり朝日新聞は伝えていました。

この参加人数の差に注目しましょう。
東京だけでなく、名古屋の憲法集会での2100人をはじめとして、この日、「憲法守れ」と、全国で集会パレードが開かれました。「悲願の時がきた」と民主党の議員も参加した改憲派も気勢をあげたそうですが、「憲法を守ろう」と行動に移す人の方が、数においてずっとずっと多いのです。

確かに、国会だけでは憲法を守ることは難しい状況ですが、国会外の憲法を愛する人たちは、いっぱいいて、そして、その一人一人が行動する力を持っています。その力を実感しました。また、会場の参加者の明るい顔も印象的でした。時代状況が厳しくなっても、「戦争をしない国で生きる権利」を、明るく勇気をもって行動し、伝えていこうと改めて思いました。

さて、会場には、なんと輝き隊のメンバーが、チラシを張ったプラカードを持って前列にズラッと。15人も集まってくださったそうで、とても目立ちました。「輝き隊の皆さんのVIVA Tシャツを着た皆さんもすごいですね、憲法集会というよりコンサート本番のような錯覚を一瞬覚えました」と、写真家の亀井正樹さんが写真を送ってくださったのでご披露します。

その日私は、国立のスタジオで3時から全国ツアーのリハーサルがあり、出番が終わるとすぐ会場を後にしましたが、輝き隊のメンバーは集会後のデモにも参加されたそうです。私は、安田さん、劉さん、杉田さんと夜8時までリハーサルをしました。これで全国ツアーの演奏プログラムは、準備万端です。

横井久美子
2004年5月4日



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