Kumiko Report 5/11/2004 |
岐阜、京都の皆さんありがとう! 8日、岐阜市文化センター、9日、京都府民ホールアルティから35周年全国ツアーの幕が開きました。この日のために、たくさんの方々が力を尽くしてくださって、2会場とも満席。実際はその1割以上もチケットが売れていたということで財政的にも大安心。 バンドの評判の良かったこと! ギター、ピアノ、ヴァイオリンのアンサンブルが絶妙で、歌を支え、歌に寄り添い、歌をはばたかせ、今までの横井久美子の歌の世界が、何十倍にも素敵になりました。この日のために、私達は、何日も、何十時間もリハーサルを重ねました。今回の音楽監督の安田さんは東の千葉の果てから西の国立のスタジオまで東京都を横断して通ってくれました。そうした音楽の積み重ねがこうした素敵なサウンドになって、音楽家としてとても満足です。特に、2部の世界の歌の数々は、夫々の国のメッセージをその国独自のサウンドを通して表現できたような気がします。 岐阜では、「横井さんの歌の途中からヴァイオリンが入ってくると、横井さんの声がそのままずっと続いているようで、歌がどこまでも広がっていくようだった」。 京都では、「イラク戦争をしている今の時代、歌が更に響いた。横井さんの歌う国際連帯の中で生まれた歌の世界は、すでに国際的には、常識で多数派。これから日本もそうなっていくが、横井さんはずっとそうした歌を歌い続け、今その先頭に立っている」。 舞台美術や楽器は東京から車で運び、岐阜に前泊。岐阜のコンサートが終わると、私達は主催者と二次会のなか、音響、照明スタッフ、舞台監督は、すぐ京都へ向かって京都泊まり。出演者、スタッフ総勢10名が、チームを組んで夫々の持ち場でダイナミックに動いている様は、音楽家として、こういう生活をずっとしていたいと思うほど充実感がある。 私は、戦場でも、裁判所の前でも、プレハブの中でも求められればどこでも歌うし、どういう状況のなかでも歌は在るべきものと思って歌っているけれど、やっぱり素敵なバンドやスタッフに支えられたステージで歌うのは最高!。やっぱり私はステージシンガーだと思いました。 一番嬉しかったことは、35周年を記念して創った「歌にありがとう」を歌ったとき、「歌にありがとう」と歌うと拍手が、「あなたにありがとう」と歌うと拍手が、自然に何回も何回も拍手が出たことです。この自然な拍手の出方は、どう表現していいか分からない程、感動しました。 もう一つの自慢は、全員に読んでいただきたいと会場でお配りしたプログラム。「横井さん素晴らしいプログラム作ったね。これ1000円で売ってもいいよ」と言われたプログラムです。デザインは、今回「VIVAKUMIKO」やコンサートチラシのデザイナー大貫さん。亀井正樹さんなどの写真もふんだんに。ベアテ・シロタ・ゴードンさんや小室等さん、田島征三、さんなどのメッセージやアッと驚く人たちのメッセージの数々。そして編集長はこの私です。コンサートに足を運んでいただいた方に感謝し、コンサート来ていただいた方にだけプレゼントしている私の自慢の作品です。 13日、14日は、おなじ出演者、おなじスタッフで、横須賀おやこ劇場でのコンサートです。プログラムが多少違いますし、35周年の記念コンサートではありませんが、岐阜、京都のコンサートのレベルとまた素敵な客席で、素晴らしいコンサートになると思っています。皆さんに支えられて、自分でもびっくりするほど元気で、燃えています。 横井久美子 2004年5月11日 |
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