Kumiko Report 10/27/2004 |
佐賀、福岡のみなさんありがとう! 記念コンサートの地方公演最終の九州公演が23日、唐津市、24日、福岡市で開催。 唐津市は、人口79821人で、今回の記念コンサート開催地では、一番小さな自治体で、こうした街で「記念コンサート」をして頂いて私は感激。374席がほぼ満席の会場は、主催者の今井先生が40歳になったばかりというせいか、ヴァイオリンの杉田さんが「今日のお客さんは若い人が多いですね」という程、通常の年齢層より若かったのです。また、教師集団が中心ということもあって、教え子たちの参加も、平均年齢をぐっと下げたのでしょう。 また、この日は、有明海沿岸の「よみがえれ有明訴訟」の関係者の方々も参加してくださって、若い人+漁民+応援団など、他のコンサート会場の聴衆の雰囲気とは違っていました。私が、「よみがえれ我が大地」の歌を「よみがえれ有明海」と替え歌で歌った時は、会場からは大きな拍手が続きました。8月26日、佐賀地裁は、干拓工事の全面ストップという判決を出し、運動は盛り上がっています。私も有明訴訟の原告の一人です。 アンコールでは、全国コンサートの会場では、初めて「クミコ、クミコ」とクミココールが。「横井久美子」を知る人は少ないのに、本当に感激!でも、私たちは、コンサート終了後、今回初めてサインセールもせず、すぐさま9時34分の列車に乗り、唐津から1時間余りの博多でその夜は宿泊。 福岡は、弁護士集団の主催で、原田直子先生が中心。「どれだけ集まるか分かんないのよ」という言葉にヒヤッとしたのですが、開けてみると400席がほぼ満席。会場は、唐津もそうでしたが、「やっぱり九州だ!」と感心するくらい、あっけらかんと明るくて楽しい雰囲気。でも、じん肺の原告の方たちが一番前に座っていて、私は、「夫へのバラード」では、目の前の一人一人顔とそれぞれの厳しい戦いが重なり、もう涙でグシャグシャ。しばらくステージで泣いてしまいました。 福岡は、記念コンサートの中でも一番花束が多く、スモン訴訟、じん肺訴訟の元原告の方や、野村證券の昇格、賃金差別で和解を勝ち取った小西さんなど、たくさんの花束に包まれました。その中でも、スモン患者で今でも仲良くしてソング&エッセイ「歌って愛して」で紹介している佳枝さんと一緒に、当時20代でスモンになった鳥羽さんが花束を持って来てくれ、またまた私は涙。 また、今回は、唐津が夜公演、翌日福岡が昼公演と、最初の岐阜の昼公演、翌日京都の昼公演より条件が厳しく、私は声がチャンと出るだろうかとかなりのプレッシャーでしたが、日々のトレーニングの成果でしょうか、チャンと声が出て、私は、今回で随分、自信を持つことができました。 また、嬉しいことに唐津はサインセールもしなかったのに、CDなどもよく売れ、福岡では、ナント通常の3倍近くCDや本が売れたのです。「VIVA KUMIKO」は持参したCDが売り切れ追加注文ということで、横井事務所のスタッフ2名は嬉しい悲鳴を上げていました。 また、前回の、ひたちなか市での高橋恵子さん同様、今回、横井事務所の前田こう子さんが、鹿児島出身ということで、福岡在住の彼女の同級生がたくさんコンサートに参加してくれ、スタッフもそれぞれの場面で力を発揮しました。 今回、福岡でもって地方公演が終了しましたが、見事なほど各会場ほぼ満席で、一ヶ所も淋しい会場がなく、私自身信じられないほどです。もちろん、この成功はひとえに主催者の方々が全力挙げて奮闘していただいたお陰です。本当に5月8日岐阜からはじまって、京都、松阪、福山、新潟、静岡、茨城、札幌、唐津、福岡まで、会場の主催者の皆さんありがとうございました。 いよいよ愛知、東京とアイルランドからゲストを迎えてのファイナルコンサートです。東京はほぼ完売ですが、愛知は現在、700名程です。どうぞ最後までご声援、よろしくお願いします。 横井久美子 2004年10月27日 |
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