Kumiko Report 12/23/2004
ニューヨークへの使者

私の住む国立市で、「九条の会・国立」結成の動きがあり、私は、呼びかけ人になっていることもあり、準備会に出席しました。まず最初に一ツ橋大学の浦田一郎教授が「憲法をめぐる状況」についてお話され、出席者の紹介がありました。

イヤーいろんな方が広範囲に参加していました。大学教授、教師、牧師、母親、喫茶店経営者、フリーライターなどなど。テーマは、「9条の会」アピールに賛同する登録運動を、国立市の人口73508名の過半数を目指すのはどうかという提案に対し、市民が意見表明をすることを躊躇する雰囲気が強くなっているので、過半数というのは、とても無理ではないかという意見がでたり、、。でも、2007年の国民投票に向けて、この危機的な状況に対し、やっぱり市民の過半数の人たちが意見を表明しなくては、「戦争をする国」になってしまうから、やってみよう!ということになりました。対象も、選挙権があるかどうかではなくて、子どもだって戦争はイヤな子には、登録してもらいましょうと。

そんな話の中で、高校の先生が、「九条の会」の呼びかけ人は高齢者で若い人には敷居が高いようだけど、大江健三郎さんとジョン・レノンは、5歳違いで、ジョン・レノンの音楽やメッセージは、若者に伝わっているよね。だから、9条の会のポスターやシールにジョン・レノンのイラストとかサインを使わせてもらったらメッセージは世代を超えて伝わるのに、、、。という発言をされました。ジョン・レノンの大ファンらしく、また、高校生を相手に授業をされている方ならではの提案でした。

本当にその通り。そこで「ダメでもともと精神」の私は、つい口走ったのです。24日にニューヨークに行くからお願いの手紙があれば、オノヨーコの住むダコダハウスのポストに入れてくる、と。十数年前ニューヨークに行った時、ダコダハウスの近くのホテルに泊ったことがあるから、勝手に親近感があったのです。私も単純ですね。でも、面白そうなアイデアだったら、どうせダメだからなんて思わないで行動したほうがいい。そのほうがズッと人生が楽しくなるというのが私の信条。という訳で、私のニューヨーク行きは、「9条の会・国立」の使者としての崇高な役割も加わりました。ダコダハウスにポストがあればの話ですが、、。ポストはないかも、、。そして、オノヨーコは、今でもそこに住んでいるのかしら?

それでは、この続きは、新年に。よいお年をお迎えください。今年一年ありがとうございました。

横井久美子
2004年12月23日

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