Kumiko Report 8/1/2005 |
滝山、戸隠、楽座二つ 数週間前、事務所に電話があり「ホームページを見たのだけれど、横井さん小さなライブでもやってくれるのよね」と、女性の声。「今、家庭料理の店『なごみ』にいるのよ。」周りに人がいるようで、相談しながら「普段みんなが集まって飲んだり食べたりするところだけれど、どんな場所でも、狭くてもいいの?じゃ、日にち決め決めちゃおう!」と、即座に決定。 そして、7月22日、東久留米滝山なごみ30人組主催の「春秋楽座」がありました。なるほど、なるほど、本当にコンサートをするには、狭いところで、多分今までの楽座では、一番小さいスペースです。横井事務所のスタッフの前田さんは、外で聞いていたようです。 でも、東京都東久留米市滝山団地のなかにある商店街の一角にその店は、日々の生活の場にある家庭の食堂という感じで、田中ご夫妻の暖かいざっくばらんな人柄に惹かれ、普段着でみんなが(中高年?)集う居間のようでもありました。その中心は、お電話を下さった組長の井口恵子さんですが、井口さんは、カウンターに並べたCDなどの物品を見て「3分の2は、横井さんの古いファンだから、みんな自分のLPを持ってきてサインしてほしいそうよ」とも。 その集いの延長のような楽座は、不思議な温かみのある雰囲気をかもしだし、結局私は、二次会を含め、11時近くまでその店に居ましたが、その二次会で思いもかけない出会いがありました。東京新聞の記者をしていらした女性に「毎週コラムを書いてくださってありがとう」と声をかけられ、私が「東京新聞の元記者で故越明子さんをご存知ですか」と、尋ねると「私たちの仲間だったのです」いわれました。 実は、越明子さんの夫である故越寿雄さんは、私の育ての親ともいえる人で、「風の中のレクイエム」は、越さんの葬儀のときに作って初めて歌ったのです。(ソング&エッセイ『歌って愛して』「人の心に火をつける」86ページ)。フシギな温かみと出会いのあった春秋楽座でした。 「なごみさん」のホームページにも早速レポートが載っています。 http://nagomi.sytes.net/livetop.htm 7月30日は、「戸隠によっておいで30人組」主催の楽座でした。歌声音楽ロッジ「アコールデ」での楽座も4回目になりました。春、春、秋、夏と、今までいろんな季節に呼んでいただきました。 今回もご一緒した輝き隊代表の藤沢貞子さん曰く「戸隠の楽座は4倍楽しめるわね。第一はもちろん久美子さんのうたでしょ。2番目はお食事が美味しいこと。3番目は糸賀さんのアコーデオンでみんなで心ゆくまで歌えること。4番目は、朝、2階のお風呂に入りながら山を見ることができること」 本当にその通り。今回も満喫しました。また、今回は、今まで以上に、日本各地からいらしていただきました。和歌山、静岡、神奈川、山形、滋賀、新潟、東京そして長野。糸賀さんのアコーデオンの伴奏で、各地代表ごとに発言し、歌う場面もあり、親しく交流でき時間があっという間に過ぎていました。どこの楽座も、「なんでこんなにステキな人たちが集まっているのだろう!」と感心するのですが、それは、もちろん、その主催者(組長)の人柄のオーラで、今回も改めて納得しました。 帰りに玄関口で写真を撮りながら、みんな口々に「また、来年会いましょう」と言って別れ、人と自然に満たされた2日間を過ごし、帰京しました。 http://www2.ocn.ne.jp/~akkorde/ 横井久美子 2005年8月1日 |
東久留米 「なごみ」にて 戸隠「アコールデ」にて |
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