Kumiko Report 8/17/2005
アイルランドに行ってきます

恒例のアイルランドツアー&コンサートのためにアイルランドに出かけます。リマリック市の聖メアリー大聖堂では、昨年の35周年記念コンサートのゲストで来日し、素晴らしい演奏を披露してくれたサンドラ・ジョイスとナイル・キーガンとのコンサートがあります。久しぶりに会うのが楽しみです。

さて、今年前半は、3月29日に東(あずま)訴訟判決集会に呼ばれ、「にんげんをかえせ」を歌ったことから、この5ヶ月間、CD制作、販売、世界大会への参加と疾風怒濤の日々になりました。でも、日本中の皆さんのおかげで、CDは、現在4200枚になり、驚異の売れ行きです。

「にんげんをかえせ」のホームページは、長年、核問題に深い想いを抱いていたという岐阜の有田登志彦さんが早速、ホームページ開設に全力を注いで下さって少しでも早くと、6月15日にスタート。それ以来2ヶ月、アクセス数は、1万件に近づいています。「原爆」「にんげんをかえせ」「峠三吉」という検索でこのHPにアクセスする訳で、私は、この驚異的なアクセス数に、日本人のこうした問題への関心の高さも感じ、感動しています。

CDの感想についてはいろいろありますが、私は、ひと言欄でもご紹介した敬愛する新潟のシンガーソングライター横山作栄さんが、
「にんげんをかえせの詩が、アメージンググレイスのメロディに乗ることで、今の時代に生きる詩として、聞こえてきます。そして、深い祈りの唄になっています。この唄は深い、深い、祈りの唄として、人たちの中に届いていくと思います」とメールを下さったことが音楽家として一番嬉しい感想でした。「もう少し歌いこんだら、、、」ということも言われていましたが、、。

また、世界大会での演奏(ライブ)については、会場にいらした岐阜の岩田多加子さんから
「アメ―ジンググレースは、琴線に触れて私を涙ぐませる曲。『女性の集い』で思わず立ちあがり両側の人と手をとり『にんげんをかえせ』と声を出していました。フィナーレでのあなたの声は幾度聞いたか知れないのに神々しいばかりでした。随分前に『メルセデス・ソーサ』を聞いて涙したことを思い出しました。いつも感動をありがとう!」
というメールをいただき、大好きなメルセデス・ソーサの名前まで出していただいて嬉しかったです。

こうした疾風怒濤の日々と蒸し暑い日本の夏をあとにして、寒いくらい涼しい国、日本とは別の時間の流れている国、牛と羊のエメララルドの緑の島へ行ってきます。9月にまた、皆さんにお会いしましょう。

横井久美子
2005年8月17日

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