Kumiko Report 8/31/2005 |
帰国しました アイルランドから26日帰国しました。 翌日、上野水上公園で行われた「憲法フォークジャンボリー」には、よれよれになっての出演かと心配しましたが、やはり気力の横井、見事(?)に出演することができました。 アイルランドツアー&コンサートは、今年もステキな旅になりました。最初、参加者の方に、私は、最強のチームで皆さんをアイルランドにお迎えすると豪語しましたが、最後のアンケートに「最初はその意味が分かりませんでしたが、やはり、、、。」とありました。 その理由は、アイルランドに住んで数十年、博識で味わいのある人柄の三枝子コンウエイさんのガイド。添乗員は、プロ中のプロである若い出島さん、そしてアイルランドを愛してやまないこの横井。この3人が6年もかけて毎年ツアーをしているのですから当然です。 とはいっても、旅は一枚のタピストリー(綴れ織り)です。9日間の旅をとおして見知らぬ一人一人が、縦糸や横糸になり、縦糸だけでは、横糸だけでは表現できない織物を作りあげます。それが、一人旅ではないツアーの醍醐味です。ですから、今回もまた、魅力的な参加者の方々がいて、それで、ステキなタピストリーが出来上がりました。 聖メアリー大聖堂(リマリック市) サンドラとナイル リマリックの大聖堂では、昨年の35周年記念コンサートで来日公演をしてくれた、サンドラとナイルと久しぶりに共演しました。彼女たちは1月から研修期間を使って7月までスコットランドに行っていて帰ったばかりだそうで、アイルランドとは違うスコットランドのゲール語の歌をうたってくれました。 |
8/27 憲法フォークジャンボリー いよいよアイルランドへ出発・成田空港 アイルランドの母なる川、シャノン川をバックに アイルランド一可愛い村・アデアで(リマリック近郊) これ、変わった木よね バレン高原「巨人のテーブル」の前で |
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ジョン王の城(リマリック市) アラン島 モハの断崖 ゴールウェイ湾の白鳥 |
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アイルランドは予想以上に寒くて、私は、ミルクマーケットという土曜市場で古着のコートを8ユーロ(1120円)で買ってずっと着ていました。また、道に釣り下がっていたドレスを、ワイワイいいながら道で試着して(これがスゴイでしょ)、参加者の小島さんとおそろいで、20ユーロ(2800円)で買いました。これは新品。9月3日の「11月20日を成功させる学習会」には、ご披露します。 癒しの島アラン島は、残念なことに古代遺跡のダン・エンガスは雨でした。でも、翌朝はすっかり晴れて、なんど来ても素晴らしい景色を堪能しました。 私がアイルランドの音楽グループで一番おススメのアイリッシュダンスと音楽のグループ「ラグース」は少し、メンバーチェンジをしていたけれど、やっぱりいい。 「ラグース」(アラン島で) さて、デリーに向う長いバスの中では「にんげんをかえせ」をはじめとした歌の練習。そして、バスのテレビでDVD「歌にありがとう」を全員で鑑賞。 「血の日曜日事件」のセンターで デリーでは、昼食のレストランで6時のテレビニュースの取材があると聞いていたけれど、事件がおきて取材陣はそっちの方へ。ところが、レストランを出ると、若い男性ストリートミュージシャン(アイルランドではバスカーという)が一人演奏していて、私も飛び入りで彼の隣に立ち、彼にリードギターを弾いてもらって「私の愛した街」を歌った。数人の年配の女性が、日本人グループに近いづいてきて、涙ぐみながらこ「の歌を日本語で歌ってくれてありがとう」と、言ってチュチュとしてくれたそうた。私の前に開いたギターケースの中には、坊やが近寄ってきてお金を入れてくれた。更に私たちは、「にんげんをかえせ」をみんなで歌った。そして、音楽をとおして地元の人たちとのハプニング的な交流ができたことに感動し、とてもいい気持ちでホテルに帰ったのです。 首都ダブリンはよかったけれど、私は、今回初めて行った初期教会群の残る「グレンダロッホ」がとても気に入りました。その上、そこに行く道から、見えた景色が素晴らしい。野生のヒースが真っ盛りで山が一面ピンクになっていたのです。それにハリエニシダの黄色がところどころに点在し、その穏やかな美しさに心が洗われるようでした。 グレンダロッホ 初期教会遺跡(グレンダロッホ) 20ユーロのコートを着て(アラン島の教会跡) さて、今回の圧巻は、数年前にアイルランドツアーで生まれ、鉄の結束を誇る音楽(?)グループ「アランズ」を脅かす全員参加型の音楽グループが出来たこと。「アランズ」を脅かす最大の理由は、このグループのメインスターが12歳という若さ。この可愛さには、もう誰もちょっと太刀打ちできないですね。名前はタラの丘とメインスターの名前をとり「ちえ&タラーズ」。ティンフォイッスルとバウロンとコーラスのグループです。日本で初演は9月3日の「11月20日」を成功させる集いです。ご期待下さい。 |
アラン島、キルロナン港で 野うさぎが顔を出すゲストハウス「オードエーニャ」(アラン島) 細かい雨の中、ゲストハウスを写す ゲストハウスで(アラン島) モハの断崖でいつも演奏しているハーピスト アイルランドのバスカーと(デリー市) 彼が素敵、8ビートメロディを即興で お金がいっぱい集まってご機嫌 二人の演奏に拍手 ストリートでの演奏をおえてみんないい気分 最後の乾杯(ダブリン) |
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こうして、素晴らしいアイルランドツアーも終わりましたが、来年はいよいよ第7回目。少しコースに変化をつけて、英国皇太子や、ジョン・ウエィンやロッド・スチュワートなども泊まった13世紀の古城、アッシファード城に泊まったり、民謡の宝庫ドネゴールで、エンヤのお父さんが経営するB&Bに泊まって、エンヤのお父さんの演奏を聞いたりする企画を考えています。皆さんと、また美しいタピストリーを織り続けたいと願っています。 横井久美子 2005年8月31日 アラン島の朝 アラン島のゲストハウス前で (写真は、牛尾公枝さんと伊藤正人さんにお送りいただきました) |
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