Kumiko Report 9/6/2005 |
11月20日を成功させる学習会 9月になりました。秋というのに、秋晴れとは程遠く、雨が続き、各地で雨による被害が出ていています。皆さんの地方はいかがですか。 「11/20を成功させる学習会」が、9月3日、国立のさんせいホールで行われました。11月20日、私たち「未来へ輝き隊」は、よみうりホールで「映像と証言と歌による告発ー今、ヒロシマ、ナガサキ、ベトナム」を開催しますが、そのためには、私たちはもっと学ばねばと思っての学習会でした。 当日は、思いもかけずたくさんの方が参加してくださって、最初に、横井が「にんげんをかえせ」を歌ったあと、すぐ中川重徳弁護士に「原爆症認定集団訴訟について」、パワーポイントを使って話していただきました。ナゼ裁判をしているのか、被爆者は今どういう状態かなどを、とても分かりやすく話していただいて、皆さん頷きながら熱心に聴きました。 その後、八王子市にお住まいの被爆者である上田さんが「6歳の時被爆した私が、被爆者の中では一番若い。多くの被爆者は、高齢で疲れ果て、もう何をやっても国は冷たい仕打ちをするだけとあきらめています。60年たっても今も『原爆』におびえているのです。でも、『にんげんをかえせ』のCDも広がっているし、ぜひ、ご一緒に応援して欲しい」と訴えられました。 広島の世界大会で東京を代表して9000人の前で素晴らしい報告をした後藤葉子さんも駆けつけ、「このさんせいホールは作るときには、私も大運動して作ったけれど、来るのは2回目。3月29日の東(あずま)訴訟判決の勝訴の意味をもっと積極的に活用したい」と、熱く熱く、被爆者運動について語られました。実は、後藤葉子さんは、三多摩青年合唱団(略称さんせい)で団員として長く歌っていて、だから、私も若い頃から彼女を知っているのです。 この後、今年ヒロシマに参加した方や、ベトナムの平和村に参加した方にも発言してもらいました。5年生の時、ベトナムの平和村の子ども達と一緒に歌ったちえちゃんが「みんな、体が悪いのに一生懸命歌ってくれたあの笑顔を忘れません」と発言し、私も感動しました。 |
中川先生 ちえ&タラーズ |
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最後は、今年のアイルランドツアーで結成された「ちえ&タラーズ」の「にんげんをかえせ」の演奏でした。ティンホイッスルやバウロンを使っての「にんげんをかえせ」は見事でした。 終了後の「交流会」も15名が参加し、よみうりホールが満席になるように、もっともっと広げましょうという声も出て、いつものことですが明るい交流会でした。私自身も、学んで、歌って、交流して、充実した一日でした。 横井久美子 2005年9月6日 |
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