Kumiko Report 9/13/2005 |
神戸、根津、清瀬 9月9日を「戦争放棄の日」として国民の記念日にしよう!という呼びかけで、若者を中心に兵庫県の9と名の付く団体が、神戸国際会館こくさいホール(2000名)に集合しました。 1部は、フォトジャーナリストの郡山総一郎さんと被爆医師肥田舜太郎さんの講演。そのお二人の間に私も入れていただいて、「にんげんをかえせ」を歌いました。2部は「9条ファッションショーと、レゲエとロックぽいバンドの演奏。 私は、20分間に、子どもからご年配のモデルまで総勢70名が登場したこの「9条ファッションショー」にいたく感動。ともかく、登場する衣装がとてもしゃれていたのです。モデルさんは、なにか「9」を表現しての登場でした。そして、戦時中のもんぺ姿から「自由」と「平和」であれば、ファッションも可能と、フィナーレは、もんぺ姿のモデルさんからウエディングドレスの花嫁、花婿さんに、未来を託して花束を。ファッションというのは、老いも若きも興味のあるテーマ。こういう誰でも興味のある新発想で平和を願うのは本当にステキな企画だった。 大成功で二次会を終え、ホテルで寝たのは午前1時。翌朝、新神戸から新幹線で、東京の下町、根津のふれあい館で行われる「声をあげよう女の会」へ。
今回4回目になるこの企画。私は、自画自賛ですが、ますますいい集まりになってきたと思った。投票日前日にもかかわらず会場はいっぱいでした。一人一人の方のメッセージがもうステキで、書ききれません。まさに私がいつも言っていますが「ライブは参加した人の宝物」です。 以下、「自衛隊のイラク撤退、戦争への道をひらく改憲をゆるさない/表現者はリレーする」というテーマで、語り、描き、写し、歌い、舞って下さった方々です。 うすいゆみこ(ダンサー) 佐藤好美(カメラマン・ジャーナリスト) 細井明美(イラク命の水プロジェクト) 横井久美子(シンガーソングライター) 崔善愛(ピアニスト) 島袋陽子(みるくの会・サンシン弾き語り) 皆川万葉(パレスチナオリーブ)オリーブの扮装で。 新劇人会議(グループによる詩の朗読と歌) 憲法9条に平和賞を!の会(全印総連) 高柳美知子(人間と性、教育研究所所長) ジャッキー・ジョブ(南アフリカダンサー) 渡辺一枝(作家) |
||||||||
さて、9月11日は、清瀬市で「ウイメンズステージ」という雑誌を発刊している女性たちの主催の春秋楽座。組長は「ウイメンズステージ」編集長の瀬谷道子さん。一見、控え目な方ですが、「ステージ・刻(とき)」という女たちが集まる家を、ドンと、買ってしまういさぎよい女性です。 当初予定していた会場が選挙の投票所になるというハプニングにもめげず、「ころぽっくる」という新しく出来た児童館でのコンサートは、予想を超える人数で席がないほどの盛況。 「ひと言」欄にも投稿していただきましたが、ここはもう「マイッタ」というほど普通の女性たちのエネルギーが満ち溢れた集まり、そしてコンサート&二次会でした。 総選挙は、メディアを巧みに操作した小泉自民党の「圧勝」でしたが、今回選挙をはさんで3ヶ所を駆け巡った私は、思うのです。現場に立っていれば、けして、悲観することはない!と。 日々の暮らしをつむいでいる人たちは、けして、戦争をする道を望んではいないと。小泉自民党が「圧勝」する閉塞した時代だからこそ、一人一人が大事にされ、思いをかけあう、励ましあう人間関係が、砂漠の中の水のように必要とされていると。だから、私たちは、一人一人が、もっと手をつなぐ人を見つけ、日本を、地球を私たちのこの手で囲もう!と。 横井久美子 2005年9月13日 |
KumikoReport Index HOME |