Kumiko Report 11/15/2005 |
里帰り春秋楽座 「野村かつ子さんの平和賞ノミネートをお祝いする会」の翌日11月13日は、私のふるさと名古屋市での「春秋楽座」でした。実は、昨年のこの日は、愛知県芸術文化センターで「記念コンサート」が行われた日。この日を記念して、あれから1年ということで、昨年、中心になってくださった方々が企画してくれたのです。 すでに、「わたしのひとこと」にあるように、「絞りの里鳴海30人組」「ゆるゆるふっくり緑30人組」の二つに加えて、ナント私の中学の同級生でつくる「緑区はらからの会」の共催でした。「有松絞り」で有名な有松駅前のビル「ウインハート有松」の一室が会場。この会社の社長さんは、私の中学時代の同級生近藤さんでした。 最初は、それぞれの組長のご挨拶。山口民夫さんは、中学の先輩で今は、ステキなお医者さん。プログラムのなかで、ついひと言、「この歌、山口さんがモデルじゃないからね」と言って「手紙」を歌いました。ふるさとで歌うのはナントナク面映い。続いて組長の兼松友子さんは、ホームページの宣伝も含め、もうバッチリ私の紹介を。そして、兼松さん率いる「輝き隊・愛知」では、CDなどの販売やたくさんのお花を会場に。 この日の圧巻は、中学時代の9人のメンバーからの特別なプレゼント。いまだに同窓会が続いているのも、こうした企画ができるのも、事務能力抜群の優秀な事務局長阪野智夫さんがいるから。阪野さんは、この日のために岐阜からカメラマンの有田さんを呼び、「ぜひ、ホームページでこのこと紹介して!」と気合が入っていた。 プレゼントは、有松絞りの浴衣ですが、それは、浴衣とは思えない着物のように見事。同窓会会長の森本さんから目録をいただき、そこには、「1有松絞りの浴衣、2帯、3下駄、4襦袢など一式」とあわせて「横井久美子さんへ、長年にわたる歌の数々をありがとう」と書かれていました。 その後、映像で今までの私の35年を紹介してくれました。 その浴衣を着て、着物姿で「赤い椿と青いげんぼし」を歌うと、私は本当にゴゼさんになったような気がしました。楽座の後は、中学時代の同窓会が同じ場所で行われました。当時の先生もいらして、「中学時代、横井クンがこんなにのびるとは考えられなかったなぁ」といわれ、「そうですね、私はおとなしかったから」と、私は答えたのでした。 東京へむかう新幹線の中で、ヒタヒタとした幸福感が押し寄せてきました。50年ぶりに降りた有松の駅も、私の育った鳴海の街も、どんどん変わっていっているのに、人の心は変わらない。いや、人の心も変わるかもしれないけれど、それを繋ぐ人たち、繋げたいと思う人たちがいたら、人の心も変わらずに続いていくものだと。 同胞の会、ゆるゆるふっくり緑30人組、しぼりの里鳴海30人組の皆さん、ありがとうございました。この幸せをまたどこかへ運びます。 横井久美子 2005年11月15日 |
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