Kumiko Report 11/18/2005
11月20日、1000名突破!

11月20日よみうりホールの「メッセージライブ」は、昨日で目標の1000名を突破しました。中心になってくださった「未来へ輝き隊」、そしてご協力下さった皆さんありがとうございます。

でも、今回は、入場料が2000円と安くて、逆にカンパというつもりで買ってくださったりして、この1000名が当日の入場者ではなさそうです。そのため、若干、当日券を12時から販売いたします。ぜひという方はお早めにお出かけ下さい。

この「メッセージライブ」は、それぞれ東京版ですが、毎日新聞11/8、東京新聞11/17と大きく掲載されました。毎日新聞の見出しは、「核兵器、ベトナム戦争の枯葉剤被害、、、。恐ろしさ、歌に託し、被爆者とトークも、千代田で20日、社会派シンガーソングライター横井久美子さんが平和コンサート」。東京新聞は「人類は二度と戦争をするな!国立の横井久美子さんらライブ、20日に有楽町で、平和へのメッセージ世界へ」です。

それぞれ取材を受けましたが、歌手がこういうそうそうたる方々と「人類は二度と戦争をするな!」というテーマで、映像を使い、一緒にライブをすることにユニークさを感じていただいたようです。

また、毎日新聞では、翌日9日にも「記者Maiコラム」で「歌の力ー増えてほしい歌い手」として、沢田猛記者が以下の記事を書いてくれました。この記事は、12日に参加した「ノーベル平和賞ノミネートを祝う会」でも司会者によって紹介されました。

 「ギターなどによる演奏と被害者の証言、ベトナム戦争時の枯れ葉剤被害の実情を訴える報道写真家による講演を織り込んだ一風変わった平和コンサートを開くシンガーソングライター横井久美子さん(61)=国立市在住=に久々に会い、歌に託す思いをつい先日聞いてきた。
 横井さんは、薬害、公害などに苦しむ被害者を支援する社会派シンガー。横井さんを知ったのは私が西部本社(北九州市)に在勤中、取材対象として追っていた職業病のじん肺訴訟が最高裁まで争った1994年以前。いま注目を集めているアスベスト肺はじん肺の一種だ。
 最も苦しんできた原告が「時効の壁」に泣き、裁判の非情さを痛感させられたものである。そんなとき、打ちひしがれた原告を前に、ギターを抱えた横井さんが、そうした原告に歌でエールを送っていた光景を思い出す。
 歌には活字や映像のメディアにはない、人を勇気づけ、結びつける契機となる「力」がある。横井さんのこだわりの原点はどこにあるのだろうか。横井さんのようなシンガーが今の日本に、もっと増えてほしいと思う」

 こんな風に、新聞に紹介されたことはなかったので、本当に嬉しい。沢田猛記者は、「黒い肺ー旧産炭地からの報告」(未来社)というじん肺を追った本を書かれ、JCJ(日本ジャーナリスト会議)賞を受賞している。新聞記者も、インターネットで簡単に資料を集めて、記事を書く時代。沢田記者のように何度も現場にでかけ、そこで苦しみたたかっている人に出会い、その生き方に心底打たれながらコツコツ記事を書く記者は、いまや少ないと思う。でも、たとえ少なくてもそれが記者としての「本流」だと思うのです。

今年は、CD[にんげんをかえせ」で、朝日新聞「人」欄、東京新聞、芸能欄など、近年になく新聞に登場した。そして、私の出会った記者は、すべてが「本流」の記者でした。そんな方々に、私も励まされてきたのです。さぁー、11月20日は、もう満席間違いなしだし、映像グループの準備も万端だし、音楽の「横井ユニット」もOK。きっと素晴らしい「メッセージライブ」になるでしょう。どうぞ、ご期待下さい。

横井久美子
2005年11月18日

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