Kumiko Report 12/26/2005 |
No Justice,No Peace 栃木県の那須野が原で春秋楽座。主催は「大学と地域の連携を考える那須野が原30人組」。組長は、かの有名な立中修子さん。1969年「子持ちの女は半人前」と差別され、裁判でたたかい勝利した女性の権利運動の先駆者。私も立中さんの裁判をずっと応援してきた間柄です。副組長は、国際医療福祉大学の先生であるケビン・ダブスさん。 プログラムの副題に「No Justice,No Peace(正義なくして平和なし)」とありました。昨年4月、ダブスさんの大学は、外国人教員の一方的な賃金切り下げ、短期雇用への変更を押し付け、ダブスさんの奥さんである中国人のティ・タインさんを解雇するなどの攻撃をしてきました。そのたたかいを支援しようと「大学と地域の連携を考える会」ができたということです。 修子さん夫妻は、東京から那須塩原に転居しても、差別をするものは許せないと、行動している。やっぱりスゴイね。南埼玉公民館は、木作りの公民館で、座布団を敷き詰め、クリスマスツリーも飾られ、ほのぼのとした雰囲気。ご年配から若い方まで、ぞくぞくとつめかけ会場は一杯に。ちょっと人数が多くて、ナマの声が後ろまで美しく響いて届くには無理があったと感じたけれど、、、。集まった方々には、満足していただけたような顔、顔、顔でした。そして、私もとても、ゆっくりたっぷり表現できて満足。 最後の副組長挨拶で、詩人でもあるダブスさんが私や修子さんのことを「Eagle(鷲)」に例えて、とてもステキな詩を朗読してくださって終了。その後、その場でけんちん汁での交流会。地域に根ざしていろんなアクションをしている方々の発言があり、「歌って愛して」など私の歌もいくつか歌っているという合唱団の方たちもいて、皆で「歌って愛して」を歌い、私たちは次の会場へ。 実は、那須野が原で楽座と知った輝き隊のブロック長である大野さんから「車で20分くらいのところに別荘があるので、泊りませんか?」とメールが。楽座には、藤沢さんはじめ3人が参加することになっていて、「じゃ皆で行こう!」ということになった。ところが、主催者に車で送ってもらう予定が、その日は雪が降っていて、別荘のあたりはもっとスゴイ雪だそうで、タクシーで行くことに。 |
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だんだん深くなる雪道を30分かかって、やっと辿りついた大野さんの別荘は、薪ストーブが赤々と燃え、助っ人の橋本さんと大野さんのお料理が待っていました。素晴らしい雪景色に囲まれて、暖炉の前で、美味しい料理を食べながら、今年もいい年だったよね語り合ったクリスマスイブの前夜でした。 さて、明日は、原爆症認定裁判の傍聴。そして、厚生労働省の前でキャンドルライト行動に参加。ここで2回目のCD[にんげんをかえせ」の支援金を贈呈し、2005年最後の「にんげんをかえせ」の歌い収めです。 横井久美子 2005年12月26日 |
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