Kumiko Report 1/31/2006 |
ベトナムフェスティバル 29日、名古屋国際センター主催の「ベトナムフェスティバル」が行われ出演した。この企画は、日本で留学経験をもつ外国人を、なごや民間大使(特別嘱託職員)とし、母国紹介をはじめ、国際理解、交流事業をするというもの。1年の間に、講座や地域派遣事業などもし、フェスティバルは、その集大成である。36代のなごや民間大使は、ベトナムのウォン・フォン・チャンさん。ホーチミン市出身で、富山大学や神戸大学などで学んだ女性。 1月27日〜29日まで行われたフェスティバルの企画は、実に多彩だった。オープニングセレモニーに続いて、ベトナムから来日した伝統音楽コンサート。型染作家でベトナムの風景を題材に日本の染色技法型染の作品を制作している鳥羽美花さんの講演会。子どもむけプログラム「ベトナムの遊びをやってみよう」。交流パーティ「テト(ベトナムのお正月)の夕べ」。体験コーナー/料理・民族衣装試着・カフェ・販売コーナー。ベトナム展/民族楽器・現代ベトナム写真展/「茶屋新六交趾渡航図巻」の複写の展示。 ドキュメンタリー映画の上映会もあった。「ベトナム」「角屋七郎兵の物語」「ファン・ボイ・チャウの偉大なる軌跡」「ベトナム戦争枯葉剤被害/いまだ癒されない傷あと」「ベトナムうつろいの風景/染色作家鳥羽美花の旅」。そのプログラムの一つに「最近では、枯れ葉剤被害の子ども達の施設を訪問し演奏活動をし、ベトナムの戦中、戦後の同時代を歌手として生きてきた名古屋市出身の」私のトーク&ライブ「平和の願い うたにのせて」があった。 私は、このライブをするのに結構、緊張し、準備したのです。というのは、普段のコンサートで、ベトナムのことをチョコッと話すのと違って「ベトナム」が中心のフェスティバルで、私のファンの人が多く参加するわけでもないので、チョコッという訳にはいかない。とはいっても、ベトナムに関しては、経験がありすぎてそれをストーリーとしてまとめるのが大変。また、せっかくの機会だから、チャンさんから楽譜もいただき、ベトナムの子どもの歌に日本語をつけようと張り切ったのです。3曲ほどずっと考えていて、結局2曲完成。そして、数十年ぶりに「竹のように美しい」「あなた帰らないで」という民謡も練習。 1部のメインは、亀井正樹さんの写真を使っての「私たちの夢は平和」、そして、チャンさんとのトーク。その中でベトナムの歌を一緒に歌う予定が用意していたのに忘れてしまった。チャンさんごめんなさい。そうそう、ずっと懸案だった私の大好きなベトナムの歌「君に」は、この機会があって、やっと、ベトナム語、英語、日本語の歌詞ができ、1部の最後に歌った。2部は、「死んだ男の残したものは」など普段のレパートリーの中でも、平和を願う歌を選曲。このフェスティバルのために、緊張して、かなり考えたり練習したり、また、「枯れ葉剤」をテーマにした割には、明るい雰囲気で楽しく歌うことが出来た。特に、最後は、「ベトナムホーチミン」を、チャンさんとベトナムの留学生が出てくれて、会場の方々と一緒に歌い、盛り上がって終了。愛知の輝き隊の方々の顔が揃っていて嬉しかったし、松本先生が「テーマ性のあるライブもなかなかいいねぇ」と褒めてくださった。 翌日は、8月12日のコンサートの打合せのため、11時に新日本婦人の会愛知県本部で水野会長と、12時に松本弁護士と会い、9月16日のコンサートの打合せで京都に向かい、3時に尾藤弁護士と田淵さんと会い、その足で東京に帰った。帰宅したのは、夜11時を過ぎていたが、この2日間、見事なくらい充実した日々でした。新しいことを緊張してすることは、いいことなんですね。こうした機会を与えてくださった名古屋国際センターに感謝。これで、「アイルランド」に続いて「ベトナム」だけでも、トーク&ライブが出来ます。チャンさんの任期は3月までです。どうぞ、お元気でご活躍を。今度は、ベトナムでお会いましょう。 横井久美子 2006年1月31日 |
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