Kumiko Report 30/Jun/2016
忙しく過ぎ行く日々

2016年も半分過ぎてしまいました。ナントいうことでしょう。何もしていないわけではなく、特に3月には、精魂込めて「村人総出でつくった音楽ホール」を書き、出版したし、各地でのコンサートもあり、充実して生きている”あかし”もしっかりあるのに、この過行く日々の速さはどういうことでしょう。

このなんとない不安定さは、この世を去る準備として、家のかたづけをしなくてはと思いながらそのままになっているからでしょうか。「片づける」ということは、「かたをつける」ことだと、ある人が書いていました。「かたをつけられずズルズルしているから心が落ち着かず、時の流れの速さに翻弄されるのでしょうか。この気持ちをうまく表現できません。

と書きながら、生きている”あかし”を紹介します。

6月17日~20日 伊勢市へ。(立川から伊勢市まで往復高速バスを初体験)

ベトナムの日本語を学びたい中高生を夏休み6週間、伊勢市慶藏院「てらこや塾」で勉強してもらう「スカラシップの会」を立ち上げて今年で6回目になりました。今年でこの企画は最後ですが、今年は、フエから14歳のチーさんと、16歳のハインさんが来日して勉強しています。また、彼女たちの先生であ「リエン日本語教室」のリエン先生も2週間一緒に来てくれました。


↑伊勢市慶藏院てらこや塾で学ぶ右からチーさん、ハインさん、リエン先生

リエンさんについては、前回のレポートでも紹介しています。

日越の架け橋として評価される日本語教師 チャン・フォン・リエンさん  
https://youtu.be/3giIXlU405s

浴衣を着て記念写真を撮ろうと
写真屋さんに行きました。

私の右の16歳のハインさんも、右の14
歳のチーさんもすごく優秀で、漢字の
書き取りは満点だそうで、まわりの
日本人もビックリです。

彼らは慶藏院の近くの一軒家に住み、
東京から
大野操さんや、大阪から東綾子さんなどの
生活支援も受け、勉強しています。

リエンさんは2週間滞在し東京の娘さん宅へ。

7月18日(月・祝)は、1時半から
慶藏院で、
横井のコンサートとOkバジさんの講演
があり、その後、二人の歓送会。

翌日は、中部国際空港から帰国する二人
を見送る予定です。

6月25日.26日、一本のえんぴつコンサート


伊豆高原で「1本のえんぴつ」を経営している小野田明理子さんは、故櫛田ふきさんとの「ふきとくみこのトーク&ライブ」の中心メンバー。今回お誘いを受けて、初めてコンサートをしていただきました。



会場いっぱいにたくさんの方たちが集まってくださいました。一本のえんぴつファンの方、地元の方、新聞の広告を見てという方、ベトナムツアーにご一緒されたファンの方。私もまた新しい出会いがありました。「私たちのところでもコンサートがしたい」、「アイルランドに行きたい」などの声をいただき嬉しかったです。

最初からカメラがパチパチと。

休憩をはさんで2時間があっという間に
過ぎました。

櫛田ふきさんの「あなたを見てると」を
最高齢の方にプレゼント。

2次会の会食には多くの方が残りおいしいお食事を食べながら交流会。、以前、日立製作所を相手に争議をされていた田中秀幸さんがこの近くで「四季の里」というペンションをされていて参加されました。
私は、闘う田中さんのために歌を作っていて、その歌を歌ってくれました。自分の曲で、もう忘れていたのですが、いい曲でした。

歌い残した歌もあって、二次会では
バウロンをたたいて「辺野古の海」を歌いました。

そうそう、芦別事件の井尻光子さんが、
隣に住んでいたという姉妹がいらしていて、
「飯場女の歌」を歌いました。

一番うれしかったのは、田島征三夫妻が来てくださったこと。田島さんは昔、国立に住んでいて、私は大学時代から彼の家に出入りしていた。若いころは、芸術的な刺激を受け、私の兄貴のような存在だった。田島さんが日の出町に住んでいた時は、ごみ処分場反対の運動をしていて、私も何度も支援に駆けつけた。
相変わらずパワフルで元気な征三さんや喜代恵さんの顔を見て、話しもでき本当に嬉しかった!

明日は仙台のコンサート。今日から仙台に行き、桜井ひろ子さん宅に泊めていただきます。

1日は、横井久美子コンサート、2日は、OKバジ講演会のゲスト、3日は「おいで一緒にinくにたち」と
今年一番のハードスケジュールです。

2016年6月30日
 横井久美子