Kumiko Report 22/July/2016
三重県ツアー



7月17日(日)松阪市の伊馥寺(いふくじ)でコンサートをしていただきました。このお寺はとても古く538年に仏教が伝来し、その60年後に建てられたということです。とても広いお寺の本堂でコンサート。



もう何度もしていただいているのに、今回はじめて知って驚いたこ。ここの三森住職は、高校の先生もされていて、本やテレビ番組にもなった「高校生レストラン」誕生にもかかわった方だったのです。

私自身高校生レストラン知らなかったのですが、以下ウイキディペアから紹介すると、

1994年(平成6年)に相可高等学校に食物調理科が開設された際、辻調理師専門学校で10年にわたり教師をしていた村林新吾が、相可高校の調理師専門教諭として着任し、調理同好会(現在の調理クラブ)を発足させた[4]。その後調理クラブが 全国料理コンクールなどで賞を受けて実績を作ったことにより、2002年(平成14年)に多気町職員の岸川正之が調理クラブに地域イベント試食会用の料理を作ることを依頼、それをきっかけに地元・多気町の特産「伊勢いも」を使った「とろろ麺」を開発するなど、地域との連携が始まった[5]

これを契機に、村林は人との関わり方や
しつけを学べる場を作りたいと岸川に相談、
岸川が店を出すことを提案した[1]。更に岸
川は多気町内にある五桂池ふるさと村の
役員会の場で出店を打診、一度は「高校
生には無理」と言われるも、村内の食堂
試験的に調理クラブの生徒らをアルバイト
で雇用した結果、出店が認められた[1]
最初の店は2002年(平成14年)10月に20m2屋台として開業、ふるさと村内にある地元農産物直売所「おばあちゃんの店」にちなんで「まごの店」と名付けられた[1]

まごの店は徐々に人気が増し、ふるさと村の集客向上にも役立つようになった[1]。そこで、本格的なレストランを建設しようという機運が高まり、2005年(平成17年)に約9000万円をかけて新しいまごの店が建設された[1]。建物の設計は三重県内の工業高等学校の生徒から建設コンペで案を募り、壁面の絵は多気町の小学生が描いた[1]食器や休憩用のベンチは、紀北作業所で働く障害者が製作したものである



三森住職は、同僚として多くの反対意見の中ずっと村木先生を支えて高校生レストラン発足に尽力された方だそうです。来年もぜひとご依頼を受け、その時は、高校生レストランからお弁当を注文して下さるそうです。伊勢志摩サミットにも出店したという有名な「高校生レストラン=まごの店」ですから、来年は食べに行ってみたいですね。

コンサートもとてもヨカッタと自分で思います。

参加される方は、いつも檀家さん中心で、「いいのかなぁ」と
思いながら歌っているのですが、そんな檀家さんたちの中で
ファンになって下さった方たちができてきて、、今回は特に
イイ感じのコンサートだったように思いました。

冷房もない大きな本堂ですが、東西南から風が吹い
てきて、そのせいか、これはいつも思うことですが、ここは、
いつも通り抜ける風のなか、ゆったりとした気持で歌っています。

来年もまた楽しくゆったりと演奏させていただきます。

この日の帰りは、おいしい魚料理の店へ、慶藏院の前島住職に連れて行ってもらいました。
私は2度目ですが、目の前で生きている
シャコを茹でてたべ、社長自らエプロ
ンをしてメザシやアジを焼いてサービ
スしてくれます。

こんなお刺身の盛り合わせも。
もちろん一人で食べるわけでは
ありません。

海の幸の豊富な三
重県だからこそでしょうね。

7月18日(祝)伊勢市慶藏院コンサート



この日は、二部ではOKバジさんとの対談ということもあり、参加者がどんどん増えて90人近くになりました。入りきれなくて、外から覗いている人もいて、サチコール村のコンサートで入れない子どもたちが窓から
鈴なりになって覗いていた様子を思い出しました。



この日は暑くて、暑くて! バジさんも来られているので伊馥寺で歌った二部の曲目を中心に歌いました。

休憩のあと、「OKバジを支援する三重
の会」の代表でもある前島住職がバジさんを
紹介。

そのあと、バジさんが昨年のネパール
大地震の報告を15分ほどされました。

バジさんに私がインタビュー。どういうきっかけでネパール支援を始めたのか?今は「神様」と慕われていても最初は村人の態度はどうだったのか?どうして村人と深く交流できるようになったのか?などなど。
最後に私の「村人総出でつくった音楽ホール」(本の泉社)からバジさんのことを書いた部分を読んで終わりました。



慶藏院の車庫の上には今年収穫した
ニンニクがずらり吊り下げられている。

慶藏院てらこや農場のニンニクつくりは
3年目で大収穫、大成功。

これで黒ニンニクをつくり、秋には私たち
のもとに届けられる。

4時にコンサートと対談が終わり、4時半からスカラシップの会6期生の歓送会。この日は午後からずっと本当に忙しい!

中学2年生14歳のチーさんと16歳高校一年生は、6週間、てらこや塾で日本語を学んだ。びっくりするほど生活態度も素晴らしく、賢く優秀な生徒だった。

ベトナムの中高生を無償で日本に招く「スカラシップの会」は今回をもって終了。来年からはてらこや塾とベトナムのホー・フンさんがこれまでの成果の上に新しい企画を考えられている。共同代表としての私の責任はこれで終了する。それにしても、最後を飾るにふさわしい二人の生徒だった。



歓送会には、てらこや塾の先生や
日本人の子どもたちも参加した。

この6週間バーベキュー大会などで
ベトナムの二人と交流していたので、
日本の子どもたちも参加してくれて、
歓送会にふさわしい集まりだった。

今年もまた、東京から大野操さん、大阪から東綾子さんが生活支援として子どもたちと一緒に暮らしてくれました。また、浜松から鈴木重子さんが、伊馥寺と慶藏院のコンサートに来てくれました。

そして、ビックリ仰天したのほ、ご自分の畑でつくった野菜をたくさん運んできてくれたことです。ミニトマト、きゅうり、ナス、ピーマン、トーガン、カボチャ。私たちも分けてもらって東京にもって帰りました。
すごく嬉しかった!

そうそう、鈴木さんは双子の女の子がいて、おそろいのお洋服や浴衣までもってきてくれて、二人は浴衣など嬉しそうにもらっていた。

7月19日(火) 朝5時半に出発して、ベトナムに帰国する二人を中部国際空港に見送りに行った。チーちゃんやハーちゃんには、また、来年3月のベトナムツアーで会えるでしょう。



今回の三重県ツアーは、14日に病気の兄を名古屋に見舞いに行ったこともあり、5泊の長旅だった。

それにしてもご馳走三昧の旅だった。15日は、伊勢市に到着するとすぐ「かくれや風」に行き、野菜だけのランチを食べ、そのあと、てらこや塾の三宅先生にベトナムの二人と一緒にうなぎをご馳走になった。17日の魚やさんのレストランといい、18日の松坂牛の焼肉といい、ナントいう豪華な食事を何度もいただきました。

また、15日は、葉さんにヒーリングをしていただき、16日は、慶藏院で馬場久美子先生のウォーキング教室に参加し、5泊もの長旅のおかげで、コンサートはもちろん、ご馳走をいただき、体のことなど学び、本当に充実した5日間でっした。皆さまありがとうございました。

2016年7月22日   
 横井久美子            写真 前田孝子