Kumiko Report 14/Aug/2016
ダイオキシンデー・官邸前

8月10日(水)

北トピアペガサスホールで第六回目の「ダイオキシンデーニッポン2016」がありました。1961年8月10日から10年間、アメリカはベトナムに枯葉剤をまき、ベトナムでは、この日を被害者の会としています。日本でも連帯して開催し、6回目を迎えました。


左から亀井正樹さん、中村梧郎さん、リラン・バクレーさん

この日のパネラーは、全員知り合いでもあるし、そのうちの一人亀井正樹(左)さんは、ずっと横井の写真を撮り続けてくれた方です。2004年にハノイ平和村に同行し、枯葉剤被害児に会い、それがきっかけで独自に取材をすすめ、最近「枯葉剤は世代を超えて」を出版。亀井さんがパネラーだからと私も参加しました。

中村梧郎さんは、枯葉剤を追及する写真家としては日本の先駆者であり、第一人者。長い付き合いで私の敬愛する「ボーイフレンド」。りラン・バクレーさんは、映画「ザ・思いやり」の監督。以前、「戦車は動けない」を映画に使いたいということでお会いした。

この講演でリランさんは、枯葉剤の映画をつくりたいといわれ、12月にはソンミ虐殺事件のソンミ村に行かれるそうだ。私もソンミ事件40周年の2008年3月に被爆者の方たちと一緒にソンミ村を訪れた。りランさんとそんなお話もできた。

8月12日(金)

「歌う楽校金官クラブ」のみなさんと官邸前へ。お盆の時期だから人も少ないかと出かけたが、この日、伊方原発が再稼働。その怒りのためにたくさんの方たちが参加されていた。

6時から15分間、「みんな歌い」をし、皆さんはスピーチエリアへ。私は、それから50分位「ひとり歌い」をしていた。今回は香取線香を持参していたのであまり蚊に刺されなかった。

月に一度の官邸前行動をはじめて3年がたつ。出かける前は、ちょっと大変だなぁと思う時もあるが、やっぱり終了したあとは、来てよかったと思う。原発は次々と再稼働していくが、私たちも持続して声をあげつづけねばと、行動してさらに思ことができる。それにしても、私たちは月一だけれfど、毎週参加している方たちには心底、頭が下がる。



18日からアイルランドに行ってきます。今回のツアーは、参加者が20人を超えたので、添乗員も同行し、私もずいぶん気楽です。それでは、皆さま御機嫌よう!

2016年8月14日   
 横井久美子            写真 前田孝子