Kumiko 15/9/2019

第20回 アイルランドツアーファイナル

8月29日から9月7日まで、最後のアイルランドツアーをしました。「平成最後」とか、最後という言葉は、とても強力で、定員25名でキャンセル待ちが8人。最後だからなるべくたくさんの方にと私も思って、28名の方が参加予定でした。ただ、マジカになってご夫婦の方がご病気でキャンセルになり、結局26名+横井+添乗の川原さんと28名。現地でガイドの三枝子さんと29名のグループでした。

今回私も最後だから自分も楽しもうと全然写真を撮っていませんでした。富士国際旅行社の川原さんが送って下さった写真を掲載します。

8月28日、英国航空の便が早いので、羽田国際空港の近くの東横インに前泊
8月29日、ヒースロー空港を経て、ベルファストに到着。毎年思うけれど、ここに到着するまでが長くて、疲労困憊する。
8月30日 ベルファストのタイタニック記念館へ。今回のリピーターはスゴイ。4回目が1名、3回目が2名、2回目が6名。

その中には、タイタニック記念館が出来ていない時も参加された方もいるので、このタイタニック記念館にビックリされていた。それまでは、跡地を見学していたのですからね。

ピースウオールを経て、世界遺産の一つ、ジャイアンツコーズウェーへ。ナントこの日は、雨。
ステキな素敵なホテル「ブッシュミルズ イン」へ。

8月31日、デリーへ。



慰霊碑の前で歌う。昨日からずっと雨だったのにこの時だけは、誰が「後光が差してきた!」と言ったほど空が晴れてきて歌うことができた。「私の愛した街」の歌い納め。そして、また、雨が降り始めた。



今、北アイルランドは10月31日のEU離脱っを控え、混乱している。私たちが直接でくわしたことはなかったが、帰国してガイドの三枝子さんから何か騒動があったようだとメールをもらいました。ちょうどいい時期に行ったというべきでしょうか。





9月1日、デリーからアラン島へ。北アイルランドから南へ、アイルランドを南下し、船に乗って、アラン諸島のイニシモア島へ。

9月2日、ケルト族以前に作られたダン・エンガスへ。この時も雨。そのこともあって、午後は、世界最古の記録映画といわれる1936年ロバート・フラハティ監督の「アランの男」を観る。



人数が多いので、イニシモア島での宿泊は、3か所に分かれた。でも、夕食は、絶景の場所にある「オード・エーニャ」で、全員一緒に。



リムリックの聖メアリー大聖堂で歌うために大西洋を見ながら練習。



今回のグループは、歌う楽校から5人参加されたこともあるが、歌うことが好きな人や能力の高い人が多く、それも、今までになく人数が多いので、皆が歌うと素晴らしい声になる。それで、急遽「阿武隈高地 哀しみの地よ」を、プログラムに入れて練習しました。

9月3日、イニシモア島をあとにして、バレン高原の「巨人のテーブル」へ。



この後、アイルランドの誇る景勝地「モハーの断崖」へ。残念なことにスゴイ雨で全く見られなかった。お天気が悪くてもうっすらと見えることもあったのに、全く見えないのは初めての体験。「ツアーが最後だからアイルランドも泣いている」と慰めてくれた人もいました。リマリック市へ到着し、ホテルへ。

9月4日10時半から聖メアリー大聖堂で
サンドラ・ジョイスとのジョイントコンサート。

でも、サンドラのお母さんの手術で来られ
ないとのこと。

代わりに、娘さんのカレンさんが
コンセルティーナを引く友達と一緒に来てくれた。

カレンは、ゴルウエー大学の学生で、
前にもきてくれた。今回もフィドルを弾き、歌を歌い、アイリッシュダンスも披露してくれた。

ただ、今回残念だったのは、大聖堂が工事中で、片側のスペースでのコンサートだった。




参加された方は、カレンさんたちの演奏もそのスペースの使い方もヨカッタと言ってくれたけれど、
客席(信者の椅子)を前に歌うと、もっと荘厳な感じがして感動してもらえたのにと、私は残念だった。

終了して、100年以上もたっているパブ「ロック」で彼女たちを囲んで交流会。アイルランドの若者や、音楽家の様子やすそ野の広さが感じられて楽しかった。



この後、一路ダブリンへ。トリニティカレッジの「ケルズの書」を見て、ホテルへ。

9月5日、この日は、グレンダロッホへ行く方や、ダブリンの街の散策の方や自由時間。
夜は、アイルランドツアーの締めでもある、圧巻「リバーダンスショウ」 

9月6日ダブリンからヒースロウへ。そして、9月7日、日本へ帰国しました。

ファイナルツアーにふさわしく参加者の方々と素晴らしい日々が過ごせて、病気も事故もなく帰国できました。
参加された皆様のおかげで、20回目のツアーを無事終わることができ本当に嬉しいです。ありがとうございました。

2019年9月15日   
横井久美子