Kumiko Report 1999 |
半年間のアイルランド留学を終え帰国しました | |
1999年の年賀状に使った写真です。 私のステイ先の玄関と思われた方もいましたが、ここはリマリック市から車で30分程の「アイルランドで一番可愛い村」といわれる観光村アデアです。 |
|
私の住んでいた家の玄関。 1831年にエドモンド・ペリーによって建てられたジョージア様式の地下1階地上4階の由緒あるアパートメント。大家のシンキンズ家の主ショーンはアンテイック狂で、古い家具と共に200年近くも前のピアノが3台もありました。すぐ隣は教会で、またその隣はピープルズパークという街の中心に居ながら、とても広々として落ち着く住まいでした。 |
|
毎週土曜日の朝8時、「ピンポーン」と私の住む地下室のベルが鳴る。朝市に行く大家のショーンからの合図で私は車に乗せてもらって、1830年に建てられ今尚その石づくりの塀の残る「ミルクマーケット」へ行く。この土曜朝市で私は1週間分の野菜や卵、時には花を買う。800円くらいでものすごい量が買え、日本の三分の一位の値段に感じる。でもアイルランドの消費税は21%で、衣料品などは安く感じない。 中央がショーン |
|
街を歩いていたらバグパイプの音色が聞こえ、ミーハー気分で一緒に写真を撮ってもらった。この日は第二次世界大戦で亡くなった人達を悼む記念日ということでした。 |
|
リマリック市は人口5万人弱。リマリック県は人口12万人弱。北欧からきたヴァイキングによって造られたとっても小さな都市ですが、なんとパブは365店以上ある。ここは街の中心。 一応ヨーロッパでは名の知れた店が並んでいる界隈です。 |
|
街の中心からバスで10分余の所にあるリマリック大学は、学生数1万2000人の総合大学。こういうユニヴァーシティはダブリンに2校、コーク、ゴルウエィーとアイルランドには5校しかなく、全部国立で授業料は無料。入学するのは難しく、この国の親達もかなり教育熱心ということです。 |
|
私はリマリック大学の「アイルランド音楽研究科」に通っていました。ここはアイルランドの伝統音楽の歴史や、移民によって世界各地に広がったアイルランド音楽がどのようにその国に影響を与えっていったか等の講義と少人数に分かれて実技を学ぶ所で、100人位の学生の殆どは交換留学生としてアメリカやヨーロッパから来ていた20才前後の若者ばかりでした。私はソングとアイリッシュ・ドラムを習いました。 | |
12世紀に建てられた聖メアリー大聖堂。 ここで私は、今年の夏、私の先生であるイングリッシュバラッドの専門家サンドラ・ジョイスとジョイントコンサートが実現。リマリックの代表的な歴史的教会でのコンサートを今とっても楽しみに待っている。 1999年1月 |
一覧へもどる |