Kumiko Report 1999 |
7月10日コンサート、 通路まで人が溢れ、入場できなかった方ごめんなさい! 7月10日有楽町マリオン「アイルランドの風に吹かれて」のコンサートは、予想をこえたお客さまが来て下さいました。 2週間前からチケットの販売を止めていたのですが、当日おいでになった方でホールに入れなかった方も多く、プログラムも足りず、通路も一杯で、立ったままの方もあり、本当にご迷惑をお掛けしました。 今年は歌手生活30周年、またアイルランド留学の帰国コンサートということもあり、九州や北海道からもファンのかたが駆け付けて下さって、本当に嬉しかったです。 こういう方たちに支えられて30年も歌ってこられたのだと、改めて思いました。 ステージも「自然体で、楽しく」というアイルランドの音楽精神を実現するには、まだ未熟ですが、それでも、今までよりずっと楽な気持ちで、ステージに立つことができました。 アイルランドで学んだバウロンやハープも演奏しました。そして100才になられた櫛田ふきさんが会場にきて下さって感激でした。 20周年コンサートの後は頑張り過ぎて、かなり落ち込みましたが、今回は終わった後も, とても充実した気分です。 アイルランド聖メアリー大聖堂で歌う 8月21日リマリックの聖メアリー大聖堂で、サンドラ・ジョイスとのジョイントコンサートをしました。 教会の響きは抜群で、サンドラの歌やバウロンの演奏も暖かく、本当にこの場所で一緒に演奏できたことに感動しました。またこの夜は地元のアイリッシュに混じり、日本からのツアーの方66名も教会でのコンサートを堪能しました。きっとこんなにたくさんの日本人が襲来したのは、リマリック市史上始まって以来のことだと思います。 この後、私たちは、ゴルウエー、アラン島、ダブリンと旅を続けたのでした。 360度広がるタラの丘、ここに立ちスカーレット・オハラの最後の言葉「タラに帰ろう」を思い出す。 「私の愛した街」をアイルランド大使公邸で歌う 10月6日、アイルランド大使公邸でパーティがあり、私も招待されました。 8月のアイルランドツアーでは、日本から70名近いファンの方たちがリマリック市でのコンサートと観光に訪れ、私は一人さかんに、リマリック市長から感謝状をもらいたい位だと吹聴していたので、それが聞きと届けられたのかなと(冗談です)思いました。 公邸で「私の愛した街」を歌いました。ドノバン大使は、「この歌はアイルランドでは誰でも知っている歌ですが、日本では知られていなくて残念です。でも日本語で聞くことができてうれしい」といわれました。 でも実はこの歌は、かくれたヒットソングで、何年もうたごえ喫茶のリクエスト第一位でした。 ベルリンの国際音楽祭でこの歌を聞き、20年余り歌ってきて、今年の8月には、リマリック市の聖メアリー大聖堂で、そして10月には、大使公邸ではじめて歌うことができて私は感無量でした。 「アイルランドの風に吹かれて」CD製作中! 7月10日のコンサートが、音楽センターから2枚組のCDになる予定で今、準備中です。 2000年新春発売です。価格などはまだ未定。 本当のライブ盤で、おしゃべりもたっぷりで、ジャケットも素敵です。コンサートにいらした方もおいでにならなかった方も是非聞いて下さい。 東京新聞 本音のコラム 毎週火曜日 こんなテーマで書きました。2000年3月まで続きます。 8月10日「職人の父」/8月17日「キルカッシュ城」/8月24日「営業メール」/8月31日「金子みすず」 9月7日「教会で歌う」/9月14日「ギネスとパブ」/9月21日「二重取り」 9月28日「こんな苦しみは」/10月5日「女性キャスター」 1999年9月 |
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