Kumiko Report 9/30/2004 |
すごい顔ぶれ! 26日、日曜日、 声をあげよう女の会の主催で、イラク派兵反対「第二回表現者はリレーする。いま、語り描き写し歌い舞うとき」を開催しました。 雨のなか文京区の不忍通りふれあい館には200名の人でいっぱい。前回も同様でしたが、それぞれの表現者が、それぞれの方法でイラク派兵反対を表現しました。 まったくの司会なしで、一個人として自らが名乗る方式で以下の順で進めました。 1、ビデオレター (前回参加した若者が、街に出て若者にインタビューする映像) 2、マドモアゼル・シネマ (リリーマルレーンなどの音楽による舞踊) 3、渡辺ゆき (昼間は法律事務所につとめながらアメージンググレイス、他を歌う) 4、渡辺一枝(会の呼びかけ人代表で、こうした会をするにいたった経緯を私の名前を出しながら挨拶) 5、澤地久枝(一枝さんに呼びかけられ、体調が万全ではないのに急遽特別参加) 6、馬場明子(ビデオスクリーンとお話しで訴え) 7、神田香織(お話しと講談「はだしのゲン」) 8、新劇人会議(若手演劇人のユニークなパフォーマンス) 9、新聞記者の明珍美紀さんと航空労組委員長の内田妙子さんのトーク 10、仲内節子(一人からはじめたイラク派兵反対・9条まもれ!の意見広告を毎日新聞に掲載) 11、平野レミ(たのしいおしゃべりと歌で人が死ぬのはイヤ!と) 12、石坂 啓(漫画同様、切れ味鋭いお話しで2回目の登場) 13、横井久美子(「太陽の旗」をギターで初めて歌う。その後「里の秋」を会場と一緒に) 14、和田隆子(事務局としての挨拶) と、2時間で多彩なすごい顔ぶれが発言しました。最後にロビーにイラクの写真を展示してくださった郡山総一郎さんもマイクを持って挨拶。 それぞれが、本当に素晴らしい発言、表現、パフォーマンスでしたが、圧巻はやはり澤地久枝さんでした。 心臓にペースメーカーを入れられ超多忙の中参加してくださって、「今まで私たちの国が日本でも外国でも戦争の名のもとに一人の命を奪っていないのは、憲法9条があったからです」「改憲の声の高まるなか私たちは愚痴をいっている場合じゃない」「有名人を呼んできてたくさん集まって終わりという集会はもうやめましょう」「名もない無名の人が、一人から一人へ伝えていくのです」など、「私たちにはもう時間がありません」という言葉どおり、強い声で、短時間で、すごい迫力で感動の渦を会場に巻き起しました。 私は、その日、三重県の松阪に行くため、二次回に出られず、澤地さんと途中までご一緒しました。私は、「お体が丈夫でないのに、なぜ、あんなに早く、パワフルに話すことができるのですか」と聞きました。「だって与えられた時間が短くていいたいことがいっぱいあったからよ」と、いわれました。まさにその通りでたくさんの出演者でそれぞれが短かい持ち時間で申し訳なかったのですが、それにしても、強い声の持ち主で、感動しました。私は、澤地さんとは、初めてでしたが、お別れするとき「あなたもどうぞお気をつけて」といわれて、その優しい言葉に本当に大ファンになりました。 私たちは、こうした会をするのに1回目も2回目もある「意図」があり、成功したのではないかと、思っています。それは、「混じり合う集会」という「意図」です。参加者も出演者も。どこかの組織だけでなくいろんな団体、個人が。また、著名人の講演だけでなく、市民運動をしている人が、名もない普通の個人が、一緒に手をつなぐ場をつくることです。「混じる」ことで「分かち合い」、そして「学びあい」「伝えあう」ことができるのだと思います。 もう一つこの会での私の喜びは、音楽(芸能、芸術)が、よく言われる「集会のアトラクション」ではなく、講演(話し、挨拶)と同等に、主張し力を持つことができる集会として実現したことです。前回、私は「革命的な集会」と名づけましたが、今の日本のいろんな集会の創り方のなかでは本当に「革命的な集会」といってもいいと思います。いつも同じような人が中心にならないようにということも、一枝さんたちと話しています。また、半年後に、あたらなメンバーで集会ができたら嬉しいです。自衛隊が撤退するまでは!(写真は前回の出演者大木晴子さん撮影) 横井久美子 2004年9月30日 |
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